昭和大橋歯科医院 Dr.chicoの日記
前橋の昭和大橋歯科院 院長Dr.チコの日々の想いを綴っています。
エネルギー
ある女性歯科医師の方のお話。
その方はとてもバイタリティーあふれる女性で
還暦を過ぎた現在でも
3件目の歯科医院を都内の一等地開業され5年ほどが経つ。
彼女はご自身のブログで
歯科医院の受付スタッフの定着の悪さを嘆いておられた。
ネット等で募集をかけると
70〜90人程の応募があるという。
そこから厳選して一名選んで採用してみても
2,3か月でサッサと辞めてしまうらしい。
それに対する不平不満を
そこまでハッキリと言っちゃっていいんかなぁ…と、
こちらがちょっと心配になる程
歯に衣を着せずにズケズケと堂々とブログに書き込みをされていた。
よっぽど頭にきてるのね…と、苦笑いしつつ
そのサッサと辞めてしまう受付の方々に共通している事が二つある…と、感じたわけです。
一つは彼女が面接をして採用したという事
もう一つは彼女が経営者である事。
この共通点に問題があるのでは?
と、ちょっと思っちゃったんですなぁ(~_~;)
(そんなコトはご本人には怖くて直接言えませんけど…)
経営者の方というのは
多かれ少なかれスタッフの問題というのは常に頭にある。
私も開業当初はとにかく肩に力が入り過ぎてですね
「な、な、何でこれが出来ないのぉ〜っ?!!!」と
スタッフを叱り飛ばす日々でございました。
そもそも人様に対して怒りをぶつけるというのは
非常にエネルギーがいりますし
その夜に襲われる自己嫌悪は相当なもので
これは経験された方じゃないと理解してもらえないかもしれません。
出来ればそんな思いはしたくは無い。
ですから月日が経つにつれ
少しずつではありますが
「まぁ…仕方ないな(~_~;)」と、思えるようになり
この調子でいけば20年後は
“仏のチコ先生”と呼ばれるようになったりしてなんて、楽観視しているのですが…。(←無理だってば(―_―)!!)
実際のトコロは
うちのスタッフが人一倍の忍耐力の持ち主であるから
成り立っているんすけど(~_~;)
その先生は20年前位から存じ上げておりますが
当時から常にスタッフには頭にきて…というお話が
非常に多い方でした。
そして今回
当時と変わらぬ先生の怒りっぷりに
ある意味感動しちゃったわけです。
このエネルギーは並大抵のヒトじゃないですよ。
妥協しないわけですからね。
写真を拝見しても
当時と変わらぬ艶っぽいイイ女っぷりも
このエネルギーが源になっているのかもしれませんな。