分相応

佐伯チズ先生のフェイシャルエステを申し込み
400人待ちと言われたのが5年前。

そしてやっと順番がまわってきて
今年の8月に先生のマッサージを受けました。

2時間半のフェイシャル&デコルテのマッサージで5万円ちょっとでしたが
エステ好きの私も「こ、これは凄い…。5万円納得」と、
うなるほどの素晴らしい体験をさせて頂き、
先生の大ファンになっちゃいましてですね、
その後も先生のエステに月に一度通わせて頂いております。

但し、佐伯先生は新規のお客さまは取られないとの事なので
私は先生のお弟子さんにやっていただいております。
お値段もお弟子さんの場合、3万円ちょっとですしね。

先生はというと
古くからの15名の顧客の方のみ定期的にマッサージをされるそうですが
あれだけの一発入魂と申しますか
全身全霊をかけておこなうマッサージは、
先生の体力を相当消耗させるでしょうし
全国各地に公演にいかれるという超多忙のスケジュールの合間をねっての施術であれば
月に15名というのは納得。それ以上は無理だと思う。

ですから私はお弟子さんで大満足。
その施術のテクニックは先生のお墨付きですし
何しろ対応が素晴らしく
伺うだけで何となく疲れが取れるなぁ…と感じる程、癒されます。

しかし先日
そのお弟子さんからお電話を頂戴いたしました。

「ゴイサマ、お忙しいトコロ申し訳ありません。
実は佐伯の方から伝言がございまして…」と、彼女。

で、で、伝言っ?私にぃ?!!
な、な、何でございましょうか?!!!
期待で胸が高鳴る。

「佐伯の方がですね
11月の×日なんですけれども
ゴイサマのお時間がもし空いていらっしゃるようであれば
施術の方を直接やらせて頂きたいと申しているのですが…いかがなさいましょうか?」

え〜っ?!マジでぇ〜っ?!
って事はですよ!私も先生の“顧客”として16番目の地位を獲得しちゃったって事ぉ?
うーん、16番目じゃないかもな。
一人ご高齢でお迎えがきちゃって、空きが出来たのかなぁ…。
ま、いずれにしてもですよ!
この私をご指名してくれたわけでしょう?

あぁ…生きてて…良かった。

「もちろん伺わせて頂きますっ(きっぱり)!」

「さようでございますか。ありがとうございます。
それでは11月×日の5時でよろしいでしょうか?」

「えぇ…えぇ、もちろん結構でございますっ」と鼻息が荒い私。

すると
「あ、それから…申し遅れましたが…
今回の施術はお迎えからお見送りまですべて佐伯がさせていただきますので
前回とはお値段が少々変わってまいります…」

「はぁ…(凄い不安)」

「2時間半の施術で10万5千円となります」

え〜〜〜〜〜〜〜っ!
10万〜〜〜〜〜〜っ!
何でそんな大切な事を申し遅れるのよぉ〜〜〜〜っ!

通常であれば
「10万5千円かかりますが
11月×日なら空いていますがどうでしょうか?」と、先に言ってくれればですよ
「あらぁ…あいにく×日は予定が入っているのよ。ごめんなさいね」と
キレイに断る事もできたですよ。
しかし
あれだけきっぱり「行きます」と、言っておいて
値段を聞いたとたんに「やっぱり行けません」とは言えないですよ。見栄っ張りだから…私。

物凄い動揺したけれど
「全く問題ありませんわ。是非伺いますので、佐伯先生にも是非宜しくお伝えくださいませぇ〜ん」
なんて言ってんの(T_T)バカ。

電話を切った後、あぁ…困ったなぁ…と、腕を組む。

その日の夜、夫に値段の事は言わずに
佐伯先生のマッサージの話をしてみると
「いいじゃん。行ってこいよ。リラックスしてきなさ〜い」と
のん気な事をいう彼。

「今回は10万5000円だってよ」と、言うと

え?と、一瞬凍りつく夫。

まぁ…そうだろうなぁ…そうゆうリアクションになるよねぇ…。

そして頬を少し高揚させつつ
「い、い、いいんじゃないか…」と、力なく小声でつぶやき
すがるような眼差しで
「でもさ、あれだろ?毎月ってわけじゃないよなぁ…。今回だけだよなぁ…」と、彼。

「うーん。たぶんね。」

その後二人は
「うーん。」と、天を仰ぎ
「はぁ…。」と、大きくため息をつく日々なのでございます。

何事も分相応が肝心でございますね。

pagetop

昭和大橋歯科医院 Dr.chicoの日記

MENU

Calendar

        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
<<前月 2009年10月 次月>>

New Entries

Mobile

Archives