昭和大橋歯科医院 Dr.chicoの日記

先日禁煙宣言して
早くも二日で挫折したという…本当にみっともないというか
己の意志の弱さに我ながら呆れている今日この頃。

以前40日間禁煙した事がありましたが
あれはニコチンのシールを貼っておりました。

最近ではニコチンガムやシールが市販されるようになりましたが
病院の禁煙外来でニコチンシールは保険適用となりましたから
病院で処方してもらうシールの方が
ニコチンの含有率も高く禁煙の成功率も約７割なのだそうだ。

しかし
私の場合
その40日間というもの…どちらかというとシール依存症となり
「なんか…意味ねぇな」と、ばかばかしくなり
結局シールを止めたわけですね。
それと同時に
「別に自分の人生だからね…。
吸いたいんだから吸えばいいさ」と、開き直り現在に至っておりました。

しかしちょいと状況が変わったのよね。

6月に地元でおこなわれる小規模なマラソン大会にエントリーしたわけですが、
マラソンというスポーツはどう考えても
喫煙者の方が不利。だから煙草を止めたいなぁ…と、思い始めたわけです。

それでは
大会までシールを貼って禁煙するというテもないわけではないが
ニコチンは交感神経を刺激して血圧を上昇させ脈拍を速める効果があるわけですよ。
ですから
ニコチンシールを貼るだけでも
呼吸が苦しくなるわけですからマラソンには不利。

何事にもハマると徹底的に猪突猛進する性格上
健康のためというよりマラソンのレースを有利にするために
禁煙したいんですよね。

そしてですねぇ…なんと今回
非ニコチン禁煙補助薬が
ファイザー製薬から出たのしってました？喫煙者の皆さんっ！
「チャンピックス」ってやつです。
ちゃんと保険適用下で三ヶ月間で約18000円位だそうです。

そもそも人は誰でも生れた時から中脳の即座核という場所に
ニコチンと結合するレセプター（受容体）をもっているのだそうです。
そして煙草を吸うと
煙に含まれるニコチンが肺から毛細血管に入り
血流に乗って脳に達し、このレセプターと結合。
すると“ドパミン”を放出する。
このドパミンはご存知の通り、人に幸福感や快楽をもたらす物質。
だがこのご利益は一時しか続かないから
ついまた煙草に手が伸びる…というのが喫煙の仕組み。

この「チャンピックス」は服用すると消化器経由で血流に乗り、
脳内に到達すると、本来ニコチンが結合するはずだったレセプターに、
先回りして結合してしまう。
ですからニコチンとレセプターの結合をブロックしてしまうから
煙草を吸ってもうまくも何ともない。
煙草によるご褒美をもらえなくなった脳は、
いずれニコチンへの執着が薄らいでいくのだそうだ…。
とはいえ、まったくドパミンが出ないとイライラするので
チャンピックスはニコチンに比べ半分弱のドパミン放出を誘導するので
イライラ感もない…らしい。

で、これは禁煙の開始予定日を決め
その一週間前から服用するわけですが
私は服用を始めて3日目。
ですから来週の月曜日から本格的禁煙態勢に入るつもり。

チャンピックスさ〜〜ん、期待してますからねっ！
お願いしますよっ！