昭和大橋歯科医院 Dr.chicoの日記
前橋の昭和大橋歯科院 院長Dr.チコの日々の想いを綴っています。
教訓
「もう彼氏と別れようと思って…」と女友達からの相談。
よくありますよね。
「どうしたの?あんなにうまくいってたのに…」と聞いてみると
理由は様々あるわけです。
中にはどう客観的に考えても
そのオトコはひどい!絶対別れたほうがいい!というケースがある。
しかし私の経験上
「そのオトコはひどい!絶対に別れたほうがいいよ」と
言ってはいけないのですね。
もし本当に別れた場合はともかく
元のサヤに戻った場合
色々とややこしくなる。
オンナの友情にヒビが入る事さえあります。
これは私の体験談。
ある日、女性歯科医師の友人が「相談があるから話を聞いてくれ」と言うので
よくよく聞いてみると
相談内容が同棲している彼の事。
私はその彼に全く面識がなかったのですが
彼女曰く
その元モデルの彼は経済的に彼女に依存しているらしい。
男性が女性を養わなければいけない…という事は
必ずしもないわけですから
「あなたが彼を食べさせてあげればいいじゃない?」と言うと
その彼は仕事に就いても殆ど長続きせず
サーフィンに明け暮れる毎日で
全く向上心がないらしい。
他の女性の影もある。
それが頭にくる!と涙ながらに訴えるわけですよ。
「なまじっかイケメンだからってさぁ〜
表ヅラばっかり良くってさぁ〜
この前なんかネットでね
勝手に私のカードでサーフボード買っちゃってさ」と彼女。
そうなると私も
「それは髪結い亭主だねぇ」と言い
「しばらく様子を見てさ、
あんまり改善なければ別れたほうがいいかもね」と言ったわけです。
「やっぱりそうよねっ!!」と、彼女は大きく頷き
鼻息荒く帰っていきました。
その後、これはあくまでも私の空想ですが
おそらく二人は「別れる」「別れない」で口論となり
「チヒロもねっ!アナタの事、髪結い亭主って言ってたし
絶対別れろって言ってたもんっ!」という話が
彼女の口から出たのでしょうな。
後日
彼女に用事があった私は
元のサヤに戻った二人の家に電話をかけました。
すると彼が出て
「あんたがチヒロさん?
色々、うちのに入れ知恵している人でしょ?
髪結い亭主で悪かったな!!」と
いきなり言われちゃったわけです。
まさに青天の霹靂。
いいですか?
私にしてみれば
あくまでも「彼女の口から出た彼氏像」を「要約」して
“髪結い亭主”と表現したわけで
会った事のない相手なわけですから
評価の仕様がない。
つまり私が言った言葉は
彼女の言葉そのものなのですね。
私に文句を言われても本当に困る。
しかしよく考えてみれば
彼の事をよく知りもせず
軽はずみにコメントした私も悪い。
その後、彼女は平身低頭に謝ってきまして
その事は笑い話で済ませましたが
彼氏の手前
何となく付き合いにくくなってしまい疎遠になってしまいました。
その時の教訓。
本当に夫婦喧嘩は犬も食いませんな。
どんな人でも
他人は知らない良いところがたくさんあるわけです。
ですから
みのもんたさながら
「あんた、そんな亭主別れちゃいなよ!」なんて
軽はずみに言ってはいけないのですね。