芸術祭 十月大歌舞伎

今月も妹の典子と歌舞伎座に行ってまいりました。

久しぶりの着付けなので
「お姉ちゃん…着付け大丈夫かなぁ…」と
かなり前からナーバスになっていましたが
とっても上手に着ていました。
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無理矢理にでもこういった機会を作らないと
着物って段々着なくなっちゃいますからねぇ。

毎月の歌舞伎見物の楽しみは他にもあって
開演前の2時間ほど
お酒を飲みながら典子とのお喋り。
客観的に彼女を見ると
やはり歳を重ねるごとに貫禄も出てきましたが
やっぱり妹はいくつになっても可愛くてしょうがない。
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私は午前の診療を終えてから
慌てて着替えて銀座まで直行だったので
汗だくで化粧も剥げてボロボロ状態でしたが
それも直さず「と、と、とりあえず生ビールっ!!」と
喉を潤し、午前の疲れをリセット。
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今回の演目は
「怪談 牡丹燈籠」
中国の逸話を元にしながら
幽霊よりも人間の業の恐ろしさを描く三遊亭円朝の怪談噺(明治17年)。
これを昭和49年に大西信行氏が新たに書き下ろしたもので
萩原新三郎(愛之助)とお露(七之助)
伴蔵(仁左衛門)と女房のお峰(玉三郎)
源次郎(錦之助)と愛妾のお国(吉弥)という
三組の男女に焦点を当てて構成しているところに特色があり
また原作者である円朝(三津五郎)が劇中に登場して
高座で「牡丹燈籠」を話している様子を見せるのも
独特の手法です。

この世の者とは思えないほど
美しい女形の代名詞である玉三郎が
深い業を背負った嫉妬深い女房、お峰を演じるのも
大変見ごたえがあり
最終幕で、愛していた夫の伴蔵に
刀を振りかざして殺されるシーンなど
独特の凄みと美しさに圧倒されました。

しかし毎度毎度歌舞伎を見て思うのは
本当に役者さんて素敵。
何しろボキャブラリーの少ない私なので
何と表現していいのかわかりませんが
根っこの部分に凛とした物があるんですよね。あの方達は。
もう〜惚れ惚れしちゃいます。
江戸のその時代から
ご婦人方が熱を上げたのも無理もないですなぁ。

さて…
今回は初めて地下の食堂の「花道」で
「幕の内弁当」を頂きました。
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かなり盛り沢山のお弁当の他に椀物と
デザートのお饅頭がついて2000円とお得。
お味の方も美味しかったですよ。

来月は
いつも即完売となってしまう
「限定30食。ビーフシチュー」なるものを注文してみようと思っています。

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昭和大橋歯科医院 Dr.chicoの日記

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