松園

「着物の事を勉強しているなら
上村松園の画は観ておかないとだめよ」と先日母に指摘され
彼女から画集を借りてきました。

私の様に芸術方面の知識は全く無く
ただのガラッパチがですねぇ
近代日本画壇に
不滅の足跡を残した彼女の作品の数々を云々言うのもナンですが…

本当に素晴らしい!!

彼女の事は
昔「序の舞」という映画を観て初めて知り
作家として女性として決して平坦な道のりではなかったけれど
前向きで自立した彼女の生き様に
とても感銘を受けた覚えがありました。

今回改めて彼女の画を拝見して
その作品に描かれた凛とした品格のある女性達は
見る者を優しく包み込みます。

また、その女性達が着ている着物も
色彩も配色も品良くまとめながらも
袖口や襟元から僅かに覗く赤や紫がさし色となり
帯、襟などの漆黒が品位を高め
また着物の流れるような曲線が素晴らしい。

彼女が描いた美しい女性たちの古都の美的感覚は
後世の我々にもとても共感させられるものです。

まだまだ私なんぞはかけ出しですが
こんな風に着物を着ていけたらなぁ…と思いました。

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昭和大橋歯科医院 Dr.chicoの日記

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