昭和大橋歯科医院 Dr.chicoの日記
前橋の昭和大橋歯科院 院長Dr.チコの日々の想いを綴っています。
歌舞伎
最初に断言します。
歌舞伎はホント面白いっ!!!
私は以前から梨園という未知の世界には非常に興味がありまして
大好きな役者さんも何人かいます。
出来ることならご縁を結びたい…と思い
三女の利江に「せめてあなただけは梨園にお嫁に行きなさいよ」と
無理難題を押し付けたりした事もありました。
しかし今までは「歌舞伎」というと
難しそう…とか
敷居が高そう…という手前勝手なイメージばかり膨らんで
なかなか行こうという気にはなれませんでした。
しかし
今年に入って着物に目覚め
日本人DNAがにわかに騒ぎ始め
やはり芝居見物は避けて通れないでしょう〜という事で
妹の典子と一緒に今回行ってまいりました。
「どうせやるなら徹底的に!毒を食らわば皿まで!」をモットーとする我々は
しっかり「歌舞伎 友の会」に入会し
中央前から7列目といういい席をゲットすることが出来ました。
團菊祭
五月大歌舞伎
團十郎、菊五郎、三津五郎、松緑、菊之助と
そうそうの役者がそろった豪華絢爛なものでしたが
やはり今話題の「海老蔵様」は…ホント素敵でした…。
脇役ながらオーラが違いましたモン。
女優さん方がコロッとなるのは無理もないなぁ…と思いました。
そして演目は
「女暫」
「雨の五郎」
「三ツ面子守」
「神明恵和合取組」
お芝居も舞いも豪華な衣装もうっとりでしたし
ストーリーも笑いあり涙ありで4時間という上演時間も
あっという間でした。
この日は早めの2:30に待ち合わせ。
典子は銀座の美容院でヘアーメイク。
私は皆に頼まれていた化粧品のお買い物にあちこち奔走。
ちなみに典子は年増芸者の会に入ってからというもの
「かっこいい着付け」を目指し
この日の為にかなり練習したらしい。
仕上がりをみると
「着物はいいんだけど…履物がおばさんくさい…。
惜しいなぁ〜。」という私のダメだし。
「え〜っ?!やっぱり〜っ?!
お姉ちゃん、どうしよぉぉう!」と
半泣きの彼女。
「大阪の食い倒れ
京都の着倒れ
江戸の履き倒れ…って言うでしょう?
せっかくだから
下駄を買うしかないわねぇ〜。
江戸っ子は足元が重要だからねぇ」
にわか江戸っ子になった上州っ子姉妹は
あわてて老舗の履き物屋さんの「やまと屋」さんに飛び込む。
そして彼女は黒と朱の塗りののめりを購入。
私もついでに柾目の詰まった桐の芳町(駒下駄)を購入。うふふ。
これで足元もすっきりとなって
いざ歌舞伎座へ!
ここでも新たな発見があったのですが
お芝居以外にも歌舞伎座は面白いトコロが盛りだくさん。
お土産やさんやお弁当屋さん、甘味処など
出店になっていてちょっとした縁日の様。
一軒一軒廻りながら
味見をしているだけでもかなり満腹になる。
グラスワインも売っていて
もちろん我々も購入。
調子に乗って演目と演目の間の30分程ある休憩のたびに
ワインをがぶ飲みしていたので
ちょっとほろ酔いの二人。
来月も来ようねぇ…としっかり約束。
「よぉっ!成田屋っ!」とかっこいい掛け声が
かけられるようになるのはいつの事やら…。