プランA

前回の続き…。

昨夜、私はプラン通りに
仕事が終わって友人に電話をした。

「昨夜はごめんね。」

すると彼はアハハ…と、笑い

「全然気にしてないよ。
俺も遅い時間にかけちゃたから悪かったな。ごめんな!」

サバサバとしたこの感じがいいですね。

さて…今回は本腰を入れて
彼の恋愛話を聞くつもりでおりましたので

「で、彼女はどうしたの?」と、言うと

やれ
「LINEをして既読スルーをするんだよな」とか
「デートをドタキャンされた」とか

単語、単語が懐かしい響きなんですね。

私の時代は
「ポケベルを鳴らしたのに電話がこないのよ」っていうヤツでしたが
最近はポケベルスルーではなく
LINEの既読スルーへと時代が変化したものの

恋ってそういうものだよなぁ…なんて思いながら
聞いておりました。

恋愛話というのは
愚痴かノロケと相場が決まっておりますから
彼は散々愚痴をこぼした後、

「でも、スゲー好きなんだよね。
ピチピチだぜ!」

”ピチピチ”という表現がオッさんなんだよ!と、苦笑しつつ

「彼女は何歳なの?」と、聞くと

「22歳!ピチピチ!チコちゃんとは全然違うんだよなぁ…」

うるせーよ!
肉は腐りかけが旨いって言うし
散り際の狂い咲き…って言葉もあるんだからな!と
負け惜しみを言っておきました。

予定では通話時間が2時間を想定しておりましたが
47分で終了。

恋は懐かしいけど
私にはちょっと面倒くさいかな…なんて思いながら
久しぶりに恋愛映画でも観るか…と、検索いたしましたが
結局、アルパチーノのスカーフェイスを観ながら就寝いたしました。

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プラン

私は仕事以外の時間は1日のプランをたて
それに沿って生活をするのが好きです…。

これは父親譲りかと思われ
彼なんぞは分単位でプランをたてる。

独り言の様に
「2分でトイレを済ませて…
1分で着替えて本屋に行って…」というのが口癖でしたね。

私も分単位とはいかないまでも
おおよそのプランをたてて行動するのが好きですから
想定外の出来事があると
とても不愉快になるわけです…悪い癖なんですけどね。

何の予定もない日は
仕事が終わって諸々とした後
10時半には就寝して3時に起きるのが日課。

友人との長電話も予定に組み込まれている時には
起きる時間をずらして
プランニングすればいいわけです。

さて…昨夜の12時頃でしょうか…。

電話が鳴って目が覚めた…想定外。

時間も時間ですから
せいぜい2〜3コールで切ればいいのに
延々と鳴っているわけです。

無視をしておりましたら
長い呼び出し音が切れたわけですが

母の年齢もありますから
「もしや…」と、スマホを見ると
長い付き合いの男友達。

「何なんだよ!」と、今度は私がキレた。

完全に目が覚めてしまい
3時に起きて…というプランが崩されてしまったので
腹立たしい思いがして
その友人にかけ直した。

すると彼は、上機嫌で開口一番
「彼女がさぁ〜」と、言ったわけですが

「つかね!!寝てたんだよ!!」と
以前からの
深夜の電話及び飲みのお誘いが

「学生時代じゃないんだから、すごく迷惑っ!!!」と、言って
電話をきったわけです。

「ごめん…。」という彼の言葉が言い終わる前に切ったと思う。



しかし
今日になってよく考えてみると
悪い事をしてしまったな…と、自己嫌悪に陥っております。

彼にも友達は大勢おりますが
なかなか恋愛話というのは男同士の場合はしないのでしょうかね。

学生時代から
彼の恋愛相談は聞いてあげていたんですね。

恋多き(?!)彼ですが
とにかく面食いで
モデル並みの綺麗な彼女が多かったけれども
お相手の女性の性格的に問題があったり
互いのタイミングが合わなかったりで
なかなか成就せず
私と同世代の彼は現在も独身。

そんな彼が
「今までで一番惚れたね。結婚しようと思う」という
素敵な女性に出会ったわけですから

話を聞いてあげれば良かったなぁ…と。


娘時代というのは
友人との話は恋愛話が殆どだったように思います。

しかし最近ではもっぱら
経営の話やら
税金の話やら
趣味の話やらで
恋愛話というのは殆どありませんね。

彼もそういった環境下で
恋愛話に関してだけは
私が唯一の話し相手だったのかもしれません。

今日は仕事が終わったら
「昨日はごめんね」という電話をする”プラン”をたてました。

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名オープニングシーン

Huluで新着映画をチェックしていたら
「ブリジットジョーンズの日記」の
第一弾、二弾をやっていて

懐かしくなり久しぶりに観ました。

映画の好きなオープニングシーンのベスト10をあげろ…と言われたら
これはパッと思い浮かびますな。


こちらをクリック


これ…私もやるんですよ。

お酒を飲みつつ
好きな曲を聴きながら口パクですね。

このエアーギター、エアードラムも最高で
何度観ても共感してしまう。

ちなみに
この映画をご覧になった方はご存知でしょうから
今更言うまでもありませんが

独身、彼氏ナシ、自分に自信が持てない……という類の
現状に満足していないケースの独身女性の
混沌とした心理を
このシーンはとてもうまく表現していると思います。


一般的にアラサーになると
「結婚」というプレッシャーがのしかかってくる。

憂鬱なのが法事なんかで親戚が集まった時に
必ず聞かれる
「誰かいい人いないの?」という親戚のおばちゃんの無神経な言葉。

いたらとっくに結婚してるがな!!

また何度目かの恋に失敗し
お見合いするもときめかない。

「お見合いはそういうものです!
段々と愛情を育んでいくのよ!」と、母。

お見合いに出かける時の両親の期待に満ちた視線が
本当に嫌でしたね。

しかし結婚、結婚と
周囲から言われるのも本当に鬱陶しいですが

ある日
酔いつぶれて仕事から帰ってきて
床に突っ伏している私を見て

母が「チコちゃん。もう結婚しなくていいわよ。
お母さんと一緒にずっといよう。
タケ(跡継ぎの弟)に迷惑がかかると困るから
お母さんも頑張って長生きするけれど
私が逝くときにチコちゃんも連れて行くから安心しなさい」

「………。つか、すごくリアルで怖いんですけど。」
安心しろというけど
彼女の発言が余計に落ち込みましたね。

この映画のオープニングシーンでの”ブリジット”は
部屋でTVを観ながら
煙草を吸い、お酒をガブ飲みし
鳴らない電話を眺める…という

これって私の独身時代と全く同じで
ラブコメ映画はあまり観ないのですが
これだけは別枠と申しますかとても共感できますね。

またこの曲が「All by myself」
要するに「孤独」とか「独りぼっち」という意味に近いのでしょうか。

懐かしい思い出です。

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昭和大橋歯科医院 Dr.chicoの日記

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