結論

職場でのシチュエーション。

スタッフから
「先生、お話があるんですけど…」

「何?どした?」

「えっと…今日のお昼過ぎに急に親戚から電話がありまして
コレコレしかじかで(と、説明が続き)
本来は9時までのシフトなんですけど
6時にあがってもいいですか?」
と、言う。

そんな時、私は「長いっ!」と、言う。

最初から
「6時にあがってもいいですか?」

「はいよっ!」

で、いいじゃないですか。スッキリして。

互いの時間の節約にもなる。

会話をする時には
結論を先に持ってきた方がいい。

「君は本当に素晴らしい女性だと思うよ」

あら…そう?

「仕事も出来るし、料理も上手いしね」

いやぁ〜ん。照れるやん♬

「ただね、君のヒステリーには我慢が出来ない事があるんだよね」

ん?な、何?

「そんな君の事をY子に相談しているうちに
彼女の事を好きになってしまったんだよね」

えぇっ!!!!!!

「だから…別れよう」

結局、別れ話かいっ!!
って事になるますでしょ。

要するに
人に言いにくい会話の内容に限って前置きが長くなるんだなぁ…。

そういう気持ちもわからなくもないですがね。

友人同士の他愛もない会話では
"前置き"も時にはフルコースの前菜のように
メインの会話を盛り上げる場合もある。

しかし
報告、告白…こういった類いの場合は
前置きを省いて
結論を先に言った方がいいと思うのは私だけでしょうか。

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Kさん

夫が敬愛してやまない友人でもあり
うちの患者さんでもあるKさんが
癌で亡くなったのが少し前。

あまりにも突然の事で
我々夫婦もショックだった。

昨日、Kさんの姪御さんのAちゃんが治療にいらした。

Kさんは
いつも元気で笑顔をたやさず
だれからも愛される素晴らしい方で
そのAちゃんの事もとても可愛がっていらしたので
彼女が治療にいらした時は
正直、何て言葉をかけていいかわかりませんでした。

「この度は…」それ以上言葉がでない。

「お悔やみ申し上げます」
「ご心中お察しします」等の言葉が
何だか上っ面ぽくて言えないんですよ…私。

彼女からKさんの最後のお話を伺って
ただ涙が止まりませんでした。

私も以前、大親友であった叔母を
癌で失いました。

70歳を過ぎても
いつもオシャレに気を使い
向学心があり
何事にも興味を示し
特に、ヨーロッパ史に造形が深かった彼女とは
歳の差なんか微塵も感じさせない程、彼女とは気が合った。

彼女が癌だという事を聞かされてから
あっという間に他界してしまいました。

最近ではそれは無くなりましたが
例えば、テレビを観ていて
彼女が大好きだったアーティストの特集番組などがやっていると
無意識に携帯電話をとり
彼女に電話をかける…

しかし「現在使われておりません」というアナウンスが聞こえると

「あ…そうだ。おばちゃんは死んじゃったんだ」と、我に返り愕然とする。

そんな事が1年近くは続いたと思う。

今でも彼女のアドレスは消去出来ずにいる。

昨日は
Aちゃんと亡くなったKさんの事を話していて
それが患者さんでもスタッフでも友人でも夫でも
全ての縁のある人達ともいつかは必ず別れが来るんだな…なんて思うと
とてもせつなくなりました。

ですから
それが仕事であってもプライベートな時間であっても
共有している時間は十分に誠意をもって相手と向き合いたいよな…と
痛感致しました。

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打ち合わせ

日曜日は弟のタケ夫婦が来ました。

タケの病院と自宅の設計をお願いする
天才設計士のK先生との第一回目の打ち合わせ。

私はインテリア関連は大好きですし
実際に内装を手がけたという実績がありますでしょ(←そんな大げさなモンじゃねぇだろ)

まぁ…口を出したくなっちゃうわけですよ。

タケはどちらかというと
そういった事はあまり関心がないヤツですが
自宅に関しては実際に暮らすお嫁さんのあゆみちゃんの意見を尊重しないとね。

「あゆみはどんなお家にしたいわけ?」と、
一応、理解のある小姑を演じてみたりする。

「対面型キッチンは欲しいですねぇ…」

うん。そう言うと思ってた。

「あと収納も…」

うん。それも想定内。あゆみはきれい好きだもんね。

この辺までは私も大人しく、時には大きく頷いてみたりして
彼女の話に耳を傾けておりました…が、

「ってゆうかさ、あゆみ…そもそも住まいというのはだね…」と、
ここからもう、喋る、喋る…
私の独壇場ですよ。

そして時々弟のタケが
全く関係のない話をする。

よって『話の脱線→アホ姉弟盛り上がる』という構図の繰り返しと
そして時々私の独壇場。

気の毒なのは
終始冷静だったK先生とあゆみちゃんでした。

あれって最初から
K先生とあゆみちゃんだけで打ち合わせをした方が
10分の1の時間で済んだでしょうなぁ…。

さて、今回感心したのはあゆみちゃんの事。

もともと
うちのタケには出来すぎたお嫁さんだとは思っていましたが
病院の経営者としての素質があるなぁ…と、思いました。

終始冷静で出しゃばらず
人の話に耳を傾け柔軟に対応できるんですよ…彼女はね。

将来が楽しみです。

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昭和大橋歯科医院 Dr.chicoの日記

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