連休を頂戴しておりました。

お盆休みを4日間、頂戴しておりました。

この連休は夫も一緒におりまして
普段は週に一度程度、顔を合わせるだけでございますので
こんなに長時間一緒にいたのも久しぶりでございましたので

例えば映画を観るのも
互いに気を使って

「チコの好きなのを観なよ。」
「いやいや…ゴイさんが好きなのを…。」

「いやいや…どーぞ、そちらが…」
「いやいや…どーぞ…」

どーぞ、どーぞとダチョウ倶楽部の様になっておりましたけれども
久しぶりにふたりでのんびりと出来ました。

さて…
肝心の映画でございますが

洋画に関しましては
スティーブン・セガール系のものと
アナコンダ的人食い大蛇系のもの以外は
殆ど網羅しておりまして
全く観るものがなく

邦画の古い70〜80年代物を再度、観なおしておりました。

今回は松田優作関連を全部観たんですけれども
これは私がリアルタイムで映画館で観たのは小学生の頃でしたので
再度、観てみるとちょっと違った印象を受けました。

あの方というのは
立ち姿及び一連の行為全てが
かっこいいんですよねぇ…。

ダンディズムを集約した様な方ですな。

彼が役者以外の仕事に就くという事が想像できず
あの様な役者さんはあまりお見受けしないですね。

役者になるために生まれてきた様な方かと…。

今回は
ハードボイルドというくくりの作品についてちょっと思った事を…。

ハードボイルドというのは
古くはカサブランカあたりが有名ですね。

当時は例えば大藪春彦の小説もそうでしたし
漫画でいえばゴルゴ13ですね。

とにかく流行りましたね。

あれから数十年経ち
観ていて苦笑したのは
この時代のハードボイルド系の映画に共通しているのが

ハードボイルドな男性とお相手の女性の関係の共通項。



女がとにかくキャーキャーとパニクる(まぁね。拳銃を持った見知らぬ男がいればね。)
     ↓
パニクった女をひっぱたく(必ず平手うち)
     ↓
ひっぱたかれた女はハッと我にかえり黙る
     ↓
ベッドイン(すごく無理な展開なんスけどね)
     ↓
男は煙草を吸い、女は「今度いつ会える?」と、聞く(えぇっ?!!)
     ↓
男は「同じ女に2度会う暇はない」と、言う(めっちゃ失礼…)
     ↓
女が「行かないで!」と、懇願するも(弱すぎる…)
男は振り向かずに立ち去る。


これがハードボイルド映画の一連の流れですね。

「イライラする程、女もバカだし
男も失礼極まりないわねぇ…」と、苦笑すると

夫が「まぁ…ハードボイルドですから…」

そうですね。

またこれ、うちの亭主がやったら
「ふざけるな!!」になりますけれども
松田優作ですからねぇ…。

私も「今度いつ会える?」って聞いちゃうかもしれませんなぁ…。

余談ですが
70年代以前の女性というのは
映画の中ではこういった弱い受け身の描写が多かった様に思います。

それを払拭したのは
79年の「エイリアン」でしょうね。

女性主人公がアクションをバンバンやって敵をやっつける…という図式を
初めてやってのけた映画だと思います。

86年の「エイリアン2」で正式に確立いたしましたね。

それからは女性アクション物も増えてまいりましたし
94年「ディスクロージャー」では
女性上司が男性部下にセクハラで訴えられる…というまでに
進化(?)をとげたわけですねぇ…。

そんな事を考えながらの
映画三昧の連休でございました。

こんなに休みを頂いたのはGW以来でございますので
無事、社会復帰できるか不安でございましたが
問題なく社会復帰(?)出来ました。

気を引き締めてこの調子で頑張りたいと思います。

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昭和大橋歯科医院 Dr.chicoの日記

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