大辞林によると…

「男やもめに蛆(うじ)がわき女やもめに花が咲く」…という
古いことわざがございますね。

要するに
(原則的には)死別、離別して1人になった状態を「やもめ」と、言い

このことわざの意味は
大辞林によると
「男1人世帯は、どうしても日常生活や身だしなみが不潔になりがちだが
女1人世代は、小ぎれいにしているので、男たちからもてはやされる。」

この説明を読んで
私が今まで思っていたニュアンスと違うなぁ…と、思いました。



ある友人がアラフィフで離婚したのですが
彼女は離婚した後に、とても綺麗になり
毎日の生活がとても楽しそうなわけです…が

放蕩三昧だったご主人は
耐えて支えてきた妻のサポートを失い
元気がなくなり
体調をこわした…という話を耳にして

私が「男やもめに〜」と、言ったわけです。

友人が「何それ?」と、言うので

1人になると…案外、時間の経過とともに
女性は”花が咲く”程、元気になるのだけれども
男性は”うじがわく程”落ち込んでいく…という事。

要するに「メンタル面が女性の方が強い」という事よ…と説明すると
彼女が「ガハハ…」と、高笑いをしたわけです。

しかし、きちんと調べた事がないなぁ…と、思い
一応ググってみたら
ちょいと違うなぁ…と、気がついたわけです。

この大辞林の説明だと
ニュアンスが変わってきますよね。

このフレーズの起源がわからないのですが
相当古いものかと…思います。

一説には室町時代(?!!)とか…。

すごく気になったので
メモ帳の
「調べなければいけない問題」 リストの最後尾に記入。
(この”問題”がどんどん増え続けているのに一向に解決しない”問題”多し。)

さて…
では大辞林の説明通りに考えますと
今の時代にはそぐわない気が致しますね。

そもそも
男性1人は身の回りの事が出来ない…というのは
最近ではどうなんでしょうねぇ…。

1人で家事等、何でもきちんと出来てしまう男性も多いですよ。

また女性だから身の回りをきちんとする…という説明ですが
少なくても私は、
一応はそういった事全般を厳しく親から躾られましたし
結婚して数年は甲斐甲斐しくやった時期もございますが
今なんぞはひどい有様ですな。



夫が留守がち…を、いい事に
例えば料理をしても
「取っ手の取れる〜ぅ、ティファール♪」の鍋ごと
ソファに座ってTVを見ながら食べますしね。

お皿を洗うのが面倒ですから…。



また、洗濯物も乾燥機まで…。

干すのが面倒ですから…。



TVを観ていて、何か物を取りに行くにも
休みの日なんぞは人間コロコロローラーの様に
グルグル回転して移動しますからね。

歩くのが面倒ですから…。(どう考えても歩いた方が早いよね?!!)
犬も喜びますし…。



こんな自堕落な生活を送っている私が
万が一、大辞林の言うトコロのやもめになった場合
とても花が咲くとは思えませんな。

ですからこのフレーズは
もっと広域解釈してもいいのでは?と、思い

またそれも”問題リスト”に加えておきました。

お馴染みの、稲ちゃんあたりに
まとめて聞いてみようと思います。

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昭和大橋歯科医院 Dr.chicoの日記

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