顧客

仕事柄、色々な営業の方とお会いしますが

時間にルーズである…とか

言葉遣いがおかしかったり
例えば
「上司が仰っていたので…」という類いのミス…とか

(中途半端に)イケメンだったりして
(なまじっか)それをご本人が自覚しているものだから
ぶりっ子男子的な演出をすれば許される…と思っていたり…と
そういった節を感じ取ってしまったりすると

私は貝の蓋を閉じてしまいますね。

しかし
この方は凄いなぁ…とか
あの時に助けて頂いたよな…とか
その方の人間性に感銘を受けたりすると
私はとても律儀です。

浮気はいたしませんね。

また無理難題は申し上げない様にしております…。

取引先の金融機関のN氏や
機材メーカーのS氏や
レセコン会社のK氏や
歯科材料のS氏…等

本当によくして頂いております。

しかし…先日映画「紙の月」を観て
ふと思った事がある。

私は顧客として
案外、鬱陶しい類いの顧客なのでは?という不安。

映画の中で
宮沢りえさんが演じる銀行の営業。

暇を持て余しているお金持ちのリタイアした年配の男性の家に行き
大口貯金の契約をもらう。

「まぁ…金なんてものは
俺に尽くしてくれる女に使いたいねぇ〜」なんて言って
宮沢りえさんの身体をイヤらしい顔で眺める。

映画ですからデフォルメされているでしょうが
営業の方というのは大変だなぁ…と、思いましたね。

そして思いましたのは
顧客としての私というのは
映画のリタイアした男性の様にセクハラまがいの発言は致しませんが…

実際のトコロ…

とにかく話が長い。

大ボラを吹く。

また
大口貯金ではなく超小口ですからね。

でもって
「私って天才じゃ〜ん」とか
「自分の才能がどこまで伸びるのか…ぶっちゃけ…怖いのよね…ガハハ!!!」なんていう
他界した父なんぞは
草葉の陰で涙しているのでは?という発言が延々と続くわけですね。

これを
延々と聞かされるN氏達はどういった心境なのか…。


N氏が外回りに出る時に
「では行ってきます」

「今日はどこ?」

「昭和大橋だよ」

「あぁ…例の大ボラの?」

「そ、そ。
もう…面倒なんだよなぁ…。
悪い人じゃないんだけどね。
話が長いし大ボラだろぉ?
この間なんか、
『宇宙旅行するから融資しろ。
手続きは面倒くさいからよしなに…』だぜぇ…。
手続きより”お前が面倒くさい!”って言ってやりたかったよ」

「大変だねぇ…。ご愁傷様です。
頑張ってね」

という会話が
社内で飛び交っているのでは?という不安。

よって
話は手短に…。
大ボラをやめる…。
謙虚になる…。

その辺を改善しようと思っておりますです…ハイ。

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昭和大橋歯科医院 Dr.chicoの日記

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