30年後

還暦を少し過ぎた女性の患者さんが
アメリカへホームステイに1ヶ月程行ってきたらしい。

ロゼッタストーンとラジオの英会話を
数年続けておられたので
ご本人曰く「カタコトだけど、何とか通じたしとても楽しかった」そうだ。

今度はオーストラリアに行きたい!と
はりきっておられた。

しかし…このホームステイというのも
ホストファミリーの前調べをきちんとしておかないと
トラブルの元にもなりますね。

ある患者さんのホストファミリーは
ベジタリアンで尚且つ、熱心な動物愛護団体の方だったそうで
革製の財布を持っていたら
ご主人がビニールの財布を買ってきて
「不愉快だからこれを使ってくれ」と、言われ、彼はとても驚いたのと
お肉が食べられなくて辛かった…と、仰っておられた。

ドラマのSEX AND THE CITYでも
NYのファッションウィークで
サマンサが毛皮のコートを着て歩いていたら
動物愛護団体の方にペンキをかけられるシーンがございますね。

但し、動物愛護団体というのは
私は素晴らしい活動をされていると思っています。

例えば、デザイナーのステラ・マッカートニー(ポール・マッカートニーの娘さん)は
ご自分のコレクションでは一切、革製品、毛皮は使いませんね。
そういった強い信念をお持ちの方は素晴らしいと思いますが

中には少し熱心過ぎる方もいて
時には過激な行動をとってしまうケースの方もいる…という事ですね。


私が母とサンフランシスコに行った時に
母が着物を着ておりまして
肩にFOXのショールを羽織っていたのですが
たまたま街中で動物愛護のデモ行進があり
私は慌てて母のきつねをはぎ取って
バックに隠した記憶あり。

「何をするのぉっ?!!」と、母はビックリしておりましたが

「後で説明するからっ!」と、その場を足早に去った事がございました。



さて…
今度はオーストラリアへ行くとはりきっておられる彼女のお話を伺っていて
羨ましいなぁ…と、思いました。

私はホームステイはちょっと苦手ですけれども
部屋を借りてヨーロッパにショートステイはしてみたいですね。

ダイアン・レイン主演の
「トスカーナの休日」という昔の映画がございますね。

主人公の女性がボロボロの私生活に疲れ
イタリアのトスカーナ地方の旅に行く。

その道中、コルトーナという街で古い家を買い
家の工事を少しづつ進めながら
地元の人と交流を深めていく…というお話なんですけれども

あれは夢物語なのはわかっているけれども
時々、観たくなる映画ですね。

疲れた時の現実逃避ですな。


そんな話をスタッフにして
「という事で、ヨーロッパのどこかに暮らす事に致しましたっ!」と、言ったら

「冗談じゃないですよっ!
あと30年は働かせてもらう予定ですから
ふざけた事を言っていないで、仕事をして下さいっ!」と、叱られた…ので

30年後に…行こうと思います…。

随分と先の話だなぁ…。

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昭和大橋歯科医院 Dr.chicoの日記

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