昭和大橋歯科医院 Dr.chicoの日記
前橋の昭和大橋歯科院 院長Dr.チコの日々の想いを綴っています。
永久保存版
「ニューヨーク・レビュー・オブ・ブックス」という
米の雑誌が創刊50年を迎えたという事で
そのドキュメンタリー映画を
あのマーティン・スコセッシ監督指揮の元
米HBOと伊BBCとWOWOWが共同制作したんですよね。
(以前から申し上げておりますが
本当にWOWOWってバイヤーしかり
製作者サイドしかり、すごいわぁ…)
去年の暮れ、うっかり見逃して
再放送を今年録画しておきました。
これは永久保存のラックにしまった。
マーティン・スコセッシは
この雑誌の愛読者の一人だそうですが
要するにですね…この雑誌は
すごい知識人が読む!!というイメージがございます。
ですから普段は新聞すら読まない私でございますが
海外旅行に行く時には
わざわざネットで買っておいて
海外の空港で
これみよがしに読んでいるフリをする…という事で
私とも縁がなくもない。
見栄っ張りも
私クラスになると
ワールドワイドになりますからね。
何で、いちいち海外まで行って
そんな事をするのかと申しますと
海外だからやる!という事なんですな。
理由としては
日本人も読むんだぜ!なめんなよ!アピールでございますね。
一応は日本のイメージアップに貢献しているつもりでございますが
ひとりよがりっちゃあ、ひとりよがりでございますね。
そもそも私自身がイメージダウンなのでは?という気も
しないでもない…。
しかしとにかく欧米に行く時だけは
パスポートとこれは必須…という感じで
旅行のツールでございましたね…アホですな。
私はこの映画を観てはじめて知ったのですが
この雑誌が
何故、50年経った今も
14万部も発行し影響力を持っているかというと
たった1人の編集者である
ロバート・シルヴァーズ氏が
各界著名人に
好きな様に好きな事を書かせて
一切、詮索はしないんだそうです。
通常はそのメディアの方針(右寄りとか左寄りとかスポンサー絡みとか)がございますので
思いきった事を書けないのが常という中
この雑誌だけは、全く気にせず書いちゃうらしい。
9.11の時に
ブッシュの支持率が9割近くなった事がございましたよね。
あの時にはどのメディアも
ブッシュ批判をするのを躊躇した中
この雑誌だけは敢然と批判し続けたと言いますから。
アメリカという国はあまり興味がございませんし
あまり暴走されると
「もう…勝手にやって下さい…」と、諦めておりますが
こういう雑誌が今もなお支持されているトコロが
あの国のすごいトコロでございますね。
バランスがとれているんでしょうね。
アメリカの短い歴史の中で
私にとって興味深い点が3点だけございまして
禁酒法
公民権運動
ウーマンリブ(ヒステリックなまでの極論が興味深い)
創刊50年という事でございますから
公民権、ウーマンリブは
どんな記事があるんだろう…と、非常に興味深いですね。
バックナンバーが欲しいと思いました。