大人気ない女性

And I am Telling You I’m Not Going

この曲は映画のドリームガールズにも出ましたが
どちらかと言うと
ジェニファー・ハドソンが
歌っていると思っておられる方が多い印象。

しかしドリームガールズも
もともとは1981年にミュージカルとして上演され
And~の曲はハドソンではなく
ジェニファー・ホリデーが歌ったのが始まり。

さて…このジェニファー・ホリデーですが
私は彼女の独特の歌い回しの
And〜の口パクのモノマネを得意としておりまして

お酒が入るとかなりの高確率でこれをやりまして
遊びに来た友人は
「本当にいい加減にして欲しい…」と、ウンザリするほど
見せられている。

先日は(シラフで)
カナダ人のレッスンの先生にお披露目したら

“amazing!!”と、言われたので

私のモノマネもインターナショナルレベルに
達していると思う。(ホントかよ…)

このジェニファー・ホリデーですが
イワユル、アメリカ版美空ひばりの様な
国民的歌手という立ち位置でして

レーガン大統領も大ファンだったそうで
レーガン政権下、ホワイトハウスでも歌ったりしているわけですね。

さて…話は少しズレますが
アメリカンアイドルという番組がある…あった?
(今もやっているのかな?)

全米の過酷な予選を勝ち抜いてきた
歌唱力抜群の若い子達が
ファイナルに向けて競う番組でして
これに優勝するとプロデビューが約束されているというヤツですね。

ちなみに
ジェニファー・ハドソンも
アメリカンアイドル出身。

プロの歌手を目指す若い方の登竜門なわけです。

さて…この番組ですが
ジェシカちゃんという
天才的な歌唱力のある若い女の子が(16歳だったと思う)
And〜を歌ったわけですが
なんと、ジェニファー・ホリデーと共演したんです。

数年前ですがTVで観て
もう…ビックリしました。


こちらをクリック


これを観ていて思ったのですがね。

ジェニファー・ホリデー…大人気ないんです。

10代の素人の子と歌うわけですし
その子が主役なのですから
もう少し、手を抜いてあげればいいのでしょうが

最初の歌い出しは良かった…
やや手を抜いてあげているわけですが
ご覧になって頂いてもわかるように
彼女は途中で
プロ意識にスイッチが入っちゃったんでしょうなぁ…。

もうグラミー賞での熱唱ばりに歌い上げるものだから

10代のジェシカちゃんと
雲泥の差が出ちゃっているわけです。

このジェニファー・ホリデーの「大人気ない」感に
プロ意識を感じまして非常に好感が持てました。


シャネルの創立者のココ・シャネルは
生涯現役だったわけではなく
一度、引退しているんですよね。

ところが
クリスチャン・ディオールがデビューして
「ニュールック」と賞賛を浴びて
一躍ファッション界のスターとなった。

これがココ・シャネルは面白くないわけです。

そこで彼女はカムバックして
コレクションをするわけですね。

初回のコレクションはコケましたが
2度目は大成功をおさめ
生涯現役で活躍し
現在も不動なる伝説を残しているわけですね。

当時若手だったディオールが活躍しても

「まぁ…私はもうファッション界は引退したしな…」と
身を引かない。

「冗談じゃないわよ。私の方が上ですからね!」と
この「大人気ない」力が
彼女の原動力の一部になったのかな…なんて思ったりした。

大人気ない女性達…大好きですね。

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昭和大橋歯科医院 Dr.chicoの日記

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