TV

ジョージ・クルーニーが
2005年に監督、脚本を手がけた
「グッドナイト・グッドラック」という映画がある。

これは1950年代、マッカーシーと戦った
エドワード・R・モローという実在の人物で
CBSのニュースキャスターですね。

赤狩りで有名なマッカーシズムを描いた映画は多く
私も比較的好んで観る種類の映画ですが

このモロー氏の事は
この作品を観るまで知りませんでした。

こうゆう着眼点がジョージ・クルーニーはすごいのよなぁ…と
本当に感心してしまいます。


さて…
この映画の冒頭の
モロー氏のセリフがとても印象に残っている。

要するに
「TVの民放番組が娯楽重視に傾倒してきてしまった昨今
TV業界の将来に未来はない」という様な事を
彼は憂いでいたんですね。

今から半世紀以上も前に
現在のTV事情を予測していたんだなぁ…と、驚いた。

私が生まれた頃は
TVには豪華なジャガード織りのカバーがかけられていて
家の中心にダーンと鎮座しており
家族全員でTVを観る…とか
近所のTVのない家のお友達が来て観る…とか
TVは重要な存在でした。

それが段々と時代が進むにつれ
各部屋に1台となり
今ではワンセグで観られますし

ネットも普及してきた今
そもそもTVを観ない…という方も案外多く
私もその1人。

タレントさんが出てきて
「僕の好物は豆腐なんです。毎日必ず食べますね」と、言うと
周りのお笑いタレントさん達が
とても驚いたフリをして
「へぇ〜!そうなんですかぁ!!!!!」という類いの番組を観ても

豆腐なんて誰でも食うし!!
アホラし…、消そ…。と、なってしまう。

先日も患者さんと雑談していて
TVの民放を観ないから芸能人が全くわからなくて
「誰と誰が熱愛!」と、聞いても
全くわからないんですよね…と、言うと

「私なんか20年以上は観ていませんね」という強者もいた。

しかし日常生活に全く支障がないと言う。

確かに…。

私も全く支障がない。

やっぱり私は映画がいいな…。

今朝ははまた「グッドナイト・グッドラック」を
久しぶりに観てみました。

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昭和大橋歯科医院 Dr.chicoの日記

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