写真家

突然ですが…
お仕事は何をされていらっしゃるのですか?と、伺って

「カメラマンです」とか「写真家です」と、言われると

すごいなぁ…と、思う。

憧れの職業ですね。

写真って好きかも…と、思ったのは
90年代前半に観た映画「パブリック・アイ」で知った写真家
アーサー・H・フェリグ(通称ウィージー)の事を
知ってからでしょうか。

1900年代初頭に活躍した
犯罪現場のスクープ写真家で
時には目をそらしたくなる程、生々しい現場写真もありますが
彼の写真には何とも言えないドラマがある。


まだ若かった私は
「へぇ…。被写体というのは
必ずしも一般的に美しいとされているものでなくても
アートになるんだな」と、勉強になりました。

「裸の街  NAKED CITY」という
彼の写真集は傑作です。

そうやって調べていくうちに
同じカメラマン、写真家でも
戦場カメラマンを業にしている方々がいるという事をしり
あの有名な作品「安全への逃避」を知りました。



これはベトナム戦争を撮影した沢田教一氏の作品で
ピューリッツァー賞をはじめとして
数々の賞を取った作品で
沢田氏の事は知らなくても、この写真を目にした方は多いと思います。

戦場カメラマンとしても有名で
その私生活もドラマチックな人といえば
ロバート・キャパでしょうなぁ…。

この方のドキュメンタリーは
先日もBSTVでやっていましたが
10年程前に彼のドキュメンタリー映画も発表され
DVDも出ています。

スペイン内戦中の「崩れ落ちる兵士」や

ノルマンディー上陸作戦の写真を観ると
それはもう壮絶で
キャパが「戦場カメラマンなんて失業すればいいんだよ」と、
言っていたそうですが
本当に戦争は…何とかならないのか…と、痛感させられる程
ショックを受けます。

またロバート・キャパは女性にモテたようですね。

あの大女優、イングリッド・バーグマンとも
お付き合いしていた時期もありますしね。

また彼に多大な影響を与え
公私に渡るパートナーであり
キャパと同じ戦場カメラマンのゲルダ・タローも
息を飲む程、勇敢で美しい。




彼は40歳の時に、戦地にて地雷で命を落とすまで
生涯独身だったわけですが…

銃弾が飛び交う中
ひたすらシャッターを切るわけですから
まさに死と隣り合わせ。

ですから
つかの間休息で戻ってきた時には
戦地での事は語りたがらなかったそうですね。

素敵な女性達とのロマンスで
戦地での事を忘れようとしていたのでしょうか…。

でも辞めないのね。

結局、自ら望んで戦場にむかうわけですね。

お好きなんでしょうね…そういった生き方が。

私…そういう殿方って好きですね…憧れます。

要するに、自分の好きな生き方をする人は
相手の生き方も尊重してくれますでしょ。

ロバート・キャパが唯一プロポーズをした女性
先に述べた、ゲルタ・タローは
戦場で命を落とした初の女性カメラマンだったわけでして
彼女も彼女でキャパと同様に
世界中の戦地の最前線でシャッターをきるわけです。

並大抵の男性では行かせてくれませんよ。

「危ないからやめろ」なんて、野暮な事を言う。

この2人の関係はいいなぁ…と、思います。

現在、東京都写真美術館で
キャパの写真展
「101年目のロバート・キャパ  誰もがボブに憧れた」を
やっているそうですね。

5月11日が最終日。

GWに彼に会いに恵比寿まで足を運んでみようと思います。

pagetop

昭和大橋歯科医院 Dr.chicoの日記

MENU

Calendar

    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      
<<前月 2014年04月 次月>>

New Entries

Mobile

Archives