現実逃避続行中②

映画「仁義なき戦い」シリーズと言えば
深作欣次監督と菅原文太が頭に浮かぶ。

少し前から
WOWOWで一挙放送をちょこちょこやっていて
これは何度観ても面白い名作ですね。

この「仁義なき戦い」は
戦後の広島で実際にあった広島抗争を題材にして
小説化されたものが
1973年に映画として公開されてから
大ヒットして
シリーズ化したわけですね。

これは
1作目から次の広島死闘編〜そして5作目の完結編まで
ストーリーがつながっているので
初めてご覧になる方は
出来れば最初から観て頂いた方がわかりやすい。

色々な人間関係、組織関係が入り乱れておりますから
きちんとその相関図を頭に入れて観た方がわかりやすい。

私の映画好きは父ゆずりですが
もうこの仁義なき戦いシリーズは
私が小さい頃から
父が事細かに解説をして
時には資料まで見せてくれたので

それって今思えば
「小学生には必要な情報なんかなぁ…」と
ちょっと疑問に思ったりもしますが
そのお陰(?)で、現在もとてもわかりやすく観られます。

さて…
この映画の肝となるのが
金子信雄が演じる『山守義雄』という組長。



この山守という組長は
本当にイヤなヤツでして
18年間つくしてくれた子分の広能昌三(菅原文太)を
平気で裏切ったりして
とにかく私腹を肥やす事だけに熱心なタイプ。

ですから色々な組織の人間から反感をかい
命を狙われるんですけど
死なない。いつも九死に一生を得る。
そして、ちゃっかりと出世していくから腹が立つ。

「本当にこの山守はイヤなヤツだなぁ…」と、
イライラさせられる程
金子信雄の演技がとにかくうまい。

これはちょっと聞いた話なのですが
菅原文太がバーで(プライベートで)飲んでいたら
本当のやくざの人が菅原文太の席に挨拶に来て

「ワシが山守の首をとっちょりますき…」
(私が山守を殺してきますから)と、言ったらしい。

菅原文太は慌てて
「あれは映画だから…」と、説得するのに2時間かかったらしい。

この話を夫から聞いた時には大爆笑しましたが
その位、ヒットした名作なんですね。

多かれ少なかれ
見た者に影響を与えたのは事実。

今日の昼休みに
「頂上作戦」を観ていたら
夫の友人の保険会社の社長が来て
「あぁ…『仁義なき戦い』を観ていたの?
あれを観ると、大股でそとを歩きたくなっちゃうんだよねぇ…。
いいよねぇ…」と、言っていた。

菅原文太演じる“広能昌三”的人物像に
憧れる男性は多いのでしょうか。



確かにかっこいい。

かっこいい…けど
ああいった男性を好きになると女性は苦労しますね。

自分の命より親分、組織が大切なわけですから
自分の伴侶なんて二の次、三の次になりますでしょうし。

「でも、何だな…。
私はあまり相手に依存しないし
仕事で忙しいから
かえって広能とは合うかもな。
お互い、仕事優先タイプだもんな。」なんて考えてみたりして

今日も現実逃避続行中でございます…。

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