一部訂正?

あの…昨日の書込みで
一部訂正しなければいけない事に気づきました。

「プラダを着た悪魔」で
メリル・ストリープが演じた鬼編集長役のモデルは
雑誌ヴォーグの編集長の
「アナ・ウィンター」と書込みいたしました。

言いきってしまいました。

しかし…
ちょっと疑問に思いまして
再度、チェックしてみました。

そもそも
本当にモデルはアナ・ウィンターなのか?

ご本人は否定していますよね。

アナ・ウィンターの密着ドキュメンタリー映画
「ファッションが教えてくれること」を観ると
確かに人を寄せ付けない雰囲気が漂い
仕事に対する妥協を許さない厳しい姿勢は
彼女の下で働く人達というのは
相当苦労を強いられるだろうなぁ…と、思う…がっ!

映画「プラダを着た悪魔」では
編集長はオフィスに付くと
アシスタントのデスクに
コートやバックを無言でバーンと投げるシーンが
ありますよね。

「しまっておいて」という事なんですよね。

あのアナ・ウィンターが
そんな失礼な事を本当にするのかしらん。

また同じく映画では
デザイナーのオフィスに
コレクションに出品する作品のチェックに行く時に
編集長はアシスタントを大勢従えて行きますよね。

そして彼女の無言の厳しい目で
作品を一つ一つチェックする姿を
アシスタント達が固唾をのんで見守るシーンもある。

しかしここで疑問がでる。

現在の殆どのコレクションは
ショー直前に洋服が仕上がってきます。

これは
どのブランドも
コレクションショーの舞台裏の
ドキュメンタリー映画を観ればわかります。

結果的には洋服が仕上がらないものだから
ショーの開始時刻が1〜2時間遅れるのは当たり前。

ですから
ショーの“数日前”に
アナ・ウィンターが大名行列の様に
大勢のアシスタントを従えて
作品のチェックに訪れる…なんて事は不可能っ!

ショーの数日前というは
大幅なデザイン変更があったりして
まだ型紙すら出来ていないっ!なんていうのもある。

ですから少なくても
映画「プラダを着た悪魔」の
アシスタントを大勢従えた大名行列は
現在のアナ・ウィンターでは
物理的に不可能ですね。

事実、各ブランドの
ショーの開始30分程前に
アナ・ウィンターが楽屋に現れると
慌ててデザイナーがアナのもとに飛んで行って
作品の説明をする…というシーンは
よくみかけますよね。

しかし…
実際にアシスタントのデスクに
コートやバックをバーンと投げつけたり
大名行列の様にアシスタントを従えた編集長が1人いたんですよ!!!!

それが昨日書き込みをした
雑誌ヴォーグの編集長で
70年代に引退した
ダイアナ・ヴリーランド…なんですね。

実際に彼女にコートを毎日投げられて
頭にきて投げ返した…と
マリー・マクグロウ(現在は女優)は
証言していますし

ファッションチェックの大名行列は
映画「ポリーマグー お前は誰だ」(66年作品)で、
描写されていて
これが「プラダを着た悪魔」のそのシーンにそっくりなのですが
66年にはアナ・ウィンターはファッション業界に入っていません。

オードリー・ヘップバーン主演の映画
「パリの恋人」での気難しい鬼編集長は
ダイアン・ヴリーランドがモデルとされていて
(これはご本人も認めているのは確認済み)
これも「プラダを着た悪魔」とそっくり。

なので
「プラダを着た悪魔」の鬼編集長役のモデルは
あの寡黙で人を寄せ付けないイメージは
アナ・ウィンターのものでしょうな。
しかし
ダイアナ・ヴリーランドがモデルとなっている可能性の方が高い。

ダイアナ7割
アナ2割
その他1割

だと思いました。

「ダイアナ・ヴリーランド 伝説のファッショニスタ」をご覧になれば
納得していただけると思います。

ですから
「プラダを着た悪魔」のモデルは
アナ・ウィンターではありませんっ!

スタッフの関ちゃんに報告したら
「えーーーーーっ?!
それは歴史的大発見ですよーーーーー!!!」と、大興奮していた。

まぁ…常々申し上げておりますが
いい大人なんですけどね…。

ちょっと夢中になってしまい
調べてみました。

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昭和大橋歯科医院 Dr.chicoの日記

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