昭和大橋歯科医院 Dr.chicoの日記

夫と２人…
私のオフィスで向き合って座る。
互いに無言。

このシチュエーションは
人様がみれば
夫と私の間に位置するテーブルの上に
離婚届でもあるのでは？と、思わせる程の
重苦しい雰囲気。

「いつもお前は勝手に決めるんだよな…。
俺の意見なんか無視してさ…。」

「でも結果的には
アナタもそれで満足してきたでしょ？今までは。」

「それでも今回位は
俺にも決める権利はあると思うんだよな」

「権利ぃ？あらそ…。
何なら弁護士の稲ちゃんに電話しようか？
そもそも親権はどちらにあるのか
はっきりさせようじゃないのっ！」

雲行きが怪しい…。

いよいよ離婚か？！！！！！！


そうじゃないんですな…。

犬の名前の事で
もめているわけです…。

犬相手に親権云々と
いちいち電話されたら
弁護士の稲ちゃんも
「またか…。アホらし…」と、苦笑するでしょうなぁ…。

私は犬には好きな歴史上の人物の名前を
つけてきましたからね。

それが我が家の伝統（？！）なんですってば。

産まれた子犬達の中で
2匹が我が家に残るので
如水
織部
源次郎（真田幸村の兄、信幸は当時としては驚異的な92歳という長寿を全うしたが、生涯、幸村の事を、源次郎と呼んでいた）

この3つの中から選ぼうと思っているのですよ。

五井早雲
五井半兵衛
五井道三
五井マツ
五井如水
五井織部
五井源次郎

見た目もいい。

重厚である。

日本名将図鑑みたいだ。

ここで夫がどんな名前を持ってくるのか
全く想像できないが
おそらく好きなギターリストあたりの名前を
もってくるんじゃねぇかなぁ…。

五井ジミヘン
五井マイケルシェンカー
五井ジミーページ…その他諸々…。

どうも…しっくりいかない…嫌だなぁ…。

また…
どうしよう…『ショコラ』だったら…。

ショコラという名前は確かに可愛い。

しかし我が家の場合
ひげを生やした強面の
うちのオッサンが
「ショコラた〜ん♬
いい子ちゃんでしゅね〜♬」という光景を想像すると
気が滅入る…。

まぁ…要するにですよ
非常――――に呑気な夫婦ですがね…。

我が家にとっては
目下、最重要課題となっている今日この頃でございます…。