先輩の…

先輩の歯科医師の方が来年開業される事になり
そのクリニックの設計をやらせて頂いている。

彼女のお父様がやっていた病院の建物を
そのままリニューアルして
歯科医院に変更することになった。

RC構造の3階建ての建物で
30年以上前に建てられたものだが
当時でも軽く2億以上の建築費がかかったろうな…という
とても重厚な面持ち。

外壁を全部変えて
1階部分を歯科医院にしようと思っているが
今回は弟のタケの病院の時と
違った苦労がありました。

RC構造って基本的には
壁を壊せないんですよね。

もともとは内科として使用されていたものを
歯科医院に変えるわけですが
スタッフの動線を考えると
ど〜も、この壁が邪魔なんだよな…という場面に
多々遭遇しました。

今回は壁に泣かされるなぁ…と、思いながら
試行錯誤しましたが
ちょっと頭を冷やすと
違う角度に視点を変える事が出来て
先日、図面が完成いたしました。

我ながら、完成度はかなり高いと思う!!!!

やはり巨匠は違うわぁ〜ん♡(←出たっ!)

先日、
各業者さんを集めた全体会議をおこないましたが
マジックと色鉛筆で書いた図面を
設計士の方にきちんとした図面にしあげてもらい
打ち合わせの時間にギリギリセーフで間に合いました。



心配していたCT等の撮影機材も
無事寸法内に収まるとのことで一安心。

先輩もとても喜んで下さいました。

これから内装のデザインに取りかかる予定。

基本的にはやはりモダンでいこうと思っていますが
これって場合によると飽きがくるのよね。

そこにトラディショナルなものを融合させると
しっくりくると思っているんですなぁ…。

先輩は私とは真逆のタイプの
とても優しい温和な女性なので
あまりエッジを効かせたものではなく
優しい女性らしい雰囲気で…と
当初は考えておりましたが
彼女からのリスニングを重ねていくうちに
案外、エッジィなものでも
アリなんかな…なんて思ったりもする。

一見、大人しくて清楚な女性…という印象を受ける彼女ですが
もの凄く頭の回転の早い女性で
独特のユーモアをお持ちの方。

笑いのセンスも私の様な直球型ではなく
時々、思いもかけない変化球を投げてくるから
大笑いさせられる…ので
色々と引き出しの多い方ですから
これからも何度もリスニングは重ねていきたいと思ってます。

図面というのは
特に自分が手がけたものは
いつまで見ていても飽きなくて
我が子の様は愛しさを感じるんですね。

時間があると
図面とサンプルを交互に見返してはニヤニヤする。

しかし…
オフィスがこんな状態で収集不能になっている…。



この資料類は日々…増殖傾向にあり
数ヶ月後には
この部屋は完全に資料に乗っ取られるのでは?と
懸念を抱かざるを得ない。

これが目下の悩みのタネ…。

自分のオフィスも改装したくなってきた…けど
先立つ物がない…(泣)…のも悩みのタネ…。

まぁ…そんなこんなと悩みはつきませんが
とても楽しい設計です。

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昭和大橋歯科医院 Dr.chicoの日記

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