ジュリエットの…

2010年に米で公開された映画
「ジュリエットからの手紙」を観ました。

若干の強引なストーリー展開や
例えば ガルシア・ベルナル級の役者を

無駄遣いしているキャスティングに
少々と戸惑いを覚えましたが
例えばヴェローナの街並の美しさや
フランコ・ネロとヴァネッサ・レッドグレイブという


大御所の役者を使い
実際の私生活でも夫婦である2人を
50年ぶりに再会して結婚する…という配役に
あえてキャスティングして
それをラブストーリーに納めたのは面白かったです。

さて…これは知らなかったのですが
「ロミオとジュリエット」のジュリエットの生家が
ヴェローナにあり
現在でもジュリエット宛に世界中から
年間5000通以上の恋愛相談の手紙が届くのだそうですね。
(この映画の公開後は40000通になったらしい)

これをヴェローナ市のボランティアの女性達
(「ジュリエットの秘書」と呼ばれている)が
一通、一通、必ず手書きで返信のお手紙を書くのだそうだ。
(日本語も対応)

この「ジュリエットの秘書」について…。
1930年代に放置されて荒れ果てていたジュリエットの墓を
エットーレ・ソレマーニという女性がメンテナンスをしはじめた。

そこにある若い夫婦がジュリエット宛に手紙をおいていった。

エットーレ・ソレマーニは
ジュリエットになりすまして返信の手紙を書いた。

それがジュリエットレターの始まり。

それからは
観光客がジュリエットの生家の壁に手紙をはさみ
エットーレ・ソレマーニは
ジュリエットとして
一人一人にお手紙を返信したのだそうです。

それが現在にも受け継がれ
ジュリエットの秘書達が
ボランティアで現在でも書き続けているんですって。

これをジュリエットクラブというのだそう。

ヴェローナの人って粋ですなぁ…。
素敵な事だと思いました。

恋の悩み相談…私には全く無縁の話ですが
この美しい街、ヴェローナには行ってみたいな。

そしてもし時間があればボランティアとして
ジュリエットの秘書として
恋の悩み相談の返信のお手紙を
ボランティアで
私も書きますよ…一応「恋」の経験者ですからね。

『K子さん。

こんにちは…ジュリエットです。
お手紙拝見致しました。
率直に申し上げますね。
あなた…完全に騙されていますね、その男に!!

いい加減に目を覚ますべきですな。

わかりますよ…「彼なしでは生きていけない…」なんて
思ってますでしょ?

大丈夫ですってば。

女性は強いですから生きられますしね。

次の男も現れますよ…
割れ鍋に閉じ蓋っていうでしょ?(←何気に失礼)

私と彼のロミオは
若気の至りであんな結末になっちまいましたけどね。
後悔してますよ…マジで!

K子さん!
とにかくすぐにそのアホ男とは別れる事!

以上です!
健闘を祈ります!!!!』

随分と乱暴なジュリエットになりそうですな…。

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昭和大橋歯科医院 Dr.chicoの日記

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