昭和大橋歯科医院 Dr.chicoの日記
前橋の昭和大橋歯科院 院長Dr.チコの日々の想いを綴っています。
記憶
これは昔からの癖なんですけど
「エン ユゥ〜ライオンマイ ラ〜イフ♬
ユゥ〜ギィィブミィホ〜プ♬ トゥキャァリィィィオ〜ン♬」と
鼻歌を歌う。
この鼻歌歴は長く
起源は定かではないが
とにかく昔からよく歌う。
しかし
一体誰の歌か…
どこで覚えたのか…
全く記憶になかったわけです。
そして先日、
見たい映画もなかったので
何となくWOWOWの映画を見ていた。
1977年の作品で「マイソング」という映画。
70年代後半から80年代前半というのは
いわゆる「フラッシュダンス」の様に
「スターを夢見る貧しい女の子が
紆余曲折しながらも
頑張って一歩一歩夢に近づいて行く…」的な映画が
すごく流行った時代であり
マイライフという映画もその類いのもので
まぁ…可も無く不可も無く…という感じで観ておりました。
その映画の主人公の女性は歌手を夢見るコメディアン。
そして彼女が歌う歌が
私の鼻歌だったんです。
ちょっとびっくりしたわけですよ。
早速ネットで調べてみると
それはY ou Light Up My Lifeという歌で
これはグラミー賞の最優秀楽曲賞になった曲で
要するにその当時流行っていたわけですから
何となく覚えていても不思議ではない。
ところがですね…
その曲を聞きながら映画を観ていて
「ん?!!!!!!!!」と、驚いた事があった。
実はこの曲には
ちょっと悲しい思い出があったんですな。
完全に私の中では忘れていた出来事だったのですが
走馬灯の様に記憶がよみがえってきた…ので驚いたわけです。
それは中学生の時。
クラスに好きな男の子がいた。
(ゲンキンなもので、名前も顔も思い出せないんですがね…)
その男の子に
「今日はうちにきて家族と夕食を食べないか?」と
誘われたわけですな。
私はすごく嬉しかったわけです。
ところが彼が
私の女友達も一緒に誘ってよ…と、きたわけですよ。
今だったら「ピーン!」とくるのですが
いかんせん中学生ですからね。
馬鹿正直に私の女友達も誘って
彼の家に行って
ご家族と一緒に食事をした。
その後
リビングルームで
この映画「マイソング」のレーザーディスクを観たわけです。
『(注)お若い方はご存知ないかもしれませんが
当時はDVDではなく
レーザーディスクがという
今でいうDVDの様なものがあって
それで映画をみたんです。』
彼のお母様が作ってくださったポップコーンを食べながら
3人で映画を観ていたわけですが
彼がど〜も私の女友達に
熱心に話しかけたり
イチャイチャしたりとはじめたわけですよ。
そこで初めて私は
「利用された!!!」と、気がついて
ものすごくショックを受けながら
独り…ポップコーンをやけ食いした記憶がある。
その曲だったんですねぇ…。
ちなみにその女友達とは現在もお付き合いがあり
彼女は現在、お父様の会社をついで
バリバリと仕事をして頑張っている。
早速、彼女にFacebookのメッセージでその事を伝えると
「あ…そんな様な男の子がいたかもしれないけど
全く覚えがないわね」と、苦笑していた。
しかしなんですな…
「記憶」って
何かのスイッチでふと思い出す事ってあるんだな…と
興味深い思いが致しました。