プレゼント

新学期からこの時期にかけて
検診が多いせいか
小児の患者さんが増える。

基本的には
3歳を過ぎると
お互いにきちんとした会話が出来るので
喋っていると楽しい。

さて…
今日はとても嬉しい事がありました。

5歳のT君が
「ちょっと早いけど…」と、言って
お誕生日プレゼントにチョコレートを持ってきてくれました。

お母様に伺うと
数日前にスーパーに買い物に行った時に
「チコ先生にお誕生日プレゼントを買うんだ!」と言って
チョコレートを買い
今日の診療の日まで
大切に冷蔵庫にしまっておいてくれたのだそうだ。

プライスレスのプレゼント…。

何だか胸が熱くなった。

するとT君が
「いつでも欲しい物があったら言ってね。
僕が買ってあげるよ。」

涙が出そうになった。

T君は我が家の犬の早雲の事が好きで
治療が終わると
私のオフィスに来て
早雲の頭を撫でるのが習慣になっている。

今日は治療の最終日。

T君は早雲の頭を撫でながら
「しばらく会えなくなっちゃうね。
ごめんね…」と、言った。

もう…この段階で
私の涙腺は完全に崩壊…涙が出た。

虫歯の治療が終了するのは
もちろんいい事ではあるわけです。

しかし
「そうだな。しばらく会えなくなっちゃうんだな」と思うと
とても悲しくなった。

さて…ここでふと考えてみたが
まぁ…今回は5歳の男の子ではありますが
殿方に
「僕が買ってあげるよ」なんて言われたのは
何年ぶりだろう…。

あれって
嬉しいものですなぁ…。

若い殿方とお食事に行ってご馳走させて頂いたり
プレゼントを買わせて頂いたりという事はあるけれど
考えてみると
殿方からプレゼントをもらったり
ご馳走になったりという事とは
無縁な生活が長いですなぁ…。

悲しい…。

亭主ですら
私の誕生日が近づくと
「お前は相当高い物じゃないと
喜ばないに決まっているからな」と
戦々恐々としている。

あのですね…
値段じゃないんですよ!

気持ち!!!!!


T君がくれたスーパーのチョコレートであったり…

スタッフの関ちゃんの
小学生の長男のジュエルが
「先生に一番にあげます」という
お手紙をそえてくれた
自分で育てたキュウリであったり…

甥の小学校一年生の龍之介が
紙粘土で作ってくれたネックレスであったり…

そういったプライスレスなプレゼントが
一番嬉しいものなんですね。

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昭和大橋歯科医院 Dr.chicoの日記

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