難解

昨日は友人のK子と
イタリア旅行の計画について
長電話をして盛り上がっておりました。

相変わらずイタリア語のお勉強は
私と同じでなかなか頭に入らないらしい。

彼女は昨夜ご主人に
「ではイタリア語のテストをするね。
『16』は?」と、聞かれ
絶句したらしい。

わかるわぁ…。

「1から順番に言わないとダメなのよね」と
互いに笑ってしまった。

一緒に声をそろえ
「ウノ、ドゥエ、トレー……
チンクエディチ、セイディチ!セイディチだ!キャハハ♬」

こうやって友人と共通の勉強をするのは
とても楽しいですね。

イタリア語は
基本的には
S+V+Oという英語と同じ配列順であるが
S(主語)を省略するのが、基本なので
主語を識別する為に
Vの語尾に色々とつけなければならなく
場合によってはV(動詞)そのものの単語が
全く別の物に変化するというところで
我々は手こずっている。

英語はその点、楽ですよね。

飲む=drinkですから。

せいぜい三単現のsを付ける位ですからなぁ。

「まったくもう…イタリア人って何を考えているのかしらね。
主語を省略しちゃうってとても合理的な様だけど
結局、覚える事が増えちゃうわけだがら
かえって面倒だと思うんだけどねーっ!」と
逆恨みが始まる始末。

外国語を学ぶという事は大変であり楽しい。

そういえば
世界一難解な言語って何語なのかなんだろう…と思い立ち
調べてみると
難解の定義にもよるが
日本語は外国人の方からすると
かなり難解!という事で
有名らしい。

確かに先ほどのdrink=飲むという言葉。

これを国語辞典で調べてみると
① 飲食物を体内に送り込む
「水を飲む」

② 酒を体内に入れる
「同僚と飲む」

③ 見くびる、圧倒する
「会場の雰囲気にのまれる」

④ 受け入れる、妥協する
「条件をのむ」

⑤ 外に出さないで抑える、こらえる
「息をのむ」「涙をのむ」

⑥ 隠し持つ
「懐に刀をのむ」

⑦ 呑み行為をする

のむ…と、単語で調べてみても
これだけ出てくるわけですから
確かに外国人の方は
日本語を学ばれる時には
さぞかしご苦労をされている事でしょうなぁ…。

イタリア語の比ではない。

余談ですか
色々と調べていたら
興味深い記事を発見。

イギリスBBCがおこなった
世界の言語学者1000人を対象におこなわれた調査で
「最も翻訳が難しい単語」を集計した結果
堂々の1位は
コンゴ南東部で使われるチルーバ語の
「ilunga」であると確認された。

この言葉の意味は
「一度目はどんな悪口でも許し
二度目には我慢し
三度目には決して許さない人物」の意味なのだそうだ。

これは一見理解し易い言葉に聞こえるが
言語学者達の見解によれば
とにかく翻訳しにくいのだそうな。

2位は
「ドイツ語をベースにしつつ
ヘブライ語、スラブ語を交えてた
東欧のユダヤ系言語」の
「shimazi」で
これは「慢性的に不幸な人」を意味している。

笑ったのは第3位で
日本の関西地方で使われる
「naa」(なぁ…)だそうで
英BBCの記事によると
「誰かに同調するか、あるいは
発言を強要する際に使用される単語」なんだそうな。

やはりここでも
日本語は難しいのですなぁ…。

イタリア語の勉強をしていたつもりが
余計な事ばかり調べてしまうので
一向にお勉強はハカドリマセン…。

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昭和大橋歯科医院 Dr.chicoの日記

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