昭和大橋歯科医院 Dr.chicoの日記
前橋の昭和大橋歯科院 院長Dr.チコの日々の想いを綴っています。
マーリーが教えてくれた事
「マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれた事」という映画が
結構前に封切りされましたよね。
私は封切り当初、キャスティングが
ジェニフー・アニンストンという段階で
「どーせ、やんちゃなラブラドールのマーリーが
様々なトラブルを巻き起こし
それに悪戦苦闘する飼い主をコミカルに描く
ドタバタコメディーでしょ」ぐらいにしか考えていませんでしたので
全く観る気がしなかった。
そして昨夜、たまたまWOWOWでやっていましてですね…
たいして期待もせず観はじめたわけですよ。
ところがこれ…なかなかいい映画でしたよ。
若い男女が知り合い結婚する。
夢の様なラブラブの新婚時代が過ぎて慣れてくると
ちょいちょい夫婦喧嘩なんてものが始まる。
そして暫くすると子供が出来て
夫婦は仕事と子育てに無我夢中で奮闘する。
そして気がついてみると
互いの髪の毛にもチラホラと白髪の目立つ年齢になる。
若かりし頃のキラキラと輝いていた時期は失ったかもしれないけれど
その夫婦には『何物にも代え難い絆』というものがうまれている。
どこにでもある普通の夫婦の人生の一連の流れを描いた映画で
そのかたわらにいつもラブラドールのマーリーがいた。
そうゆう映画なんですね。
だから共感できる。
うちは結婚して10年で開業して7年目をむかえました。
子供はおりませんが
開業当初はそれはもう我々は無我夢中で
時には夫婦喧嘩もしました。
「もう…こうなったら離婚しかないわねっ!」
「おぉう上等だよ。絶対に離婚だなっ!」
そんな風にいい時も悪い時もなんとか二人でやってきて現在に至り
ソファでうたた寝をする亭主の髪の毛の
チラホラと目立ち始めた白髪をみると、
「苦労かけたな…」なんて思う時がある。
そして開業した年に我が家の家族となった
ラブラドールの道三と
ボーダーコリーの早雲も7歳になる。
映画では
やんちゃだったマーリーも歳をとり老犬となる。
そして家族に愛されながらマーリーは最後を迎えるというエンディング。
この映画をみて
大型犬の老犬と生活するという事が
どうゆう事なのかと具体的にとても参考になりました。
うちは2階のリビングにラブラドールの道三がいます。
床はフローリング。
このフローリングっていうのは犬にとっては足がすべるんですよね。
そしてトイレに行く時は
階段をおりて下の部屋を通り
庭に出る。
しかし老犬になってくると
この階段がつらくなってくる。
また病院に連れて行く事も増えてくると思う。
夫はステーションワゴンですが
私の車はツーシーターですからね。
犬が入らない。
夫の会社は都内ですから
彼が不在の時には困る。
映画ではこんな台詞があった。
『犬は高級車も豪邸も
ブランド服も求めない。
枝が1本あればそれで十分だ。
あなたが金持ちでも貧乏でも
利口でも鈍くても
犬は気にしない。
愛すれば必ず応えてくれる』
いつも一途な愛情で我々の側にいてくれた犬達には
最高の環境下で老後は過ごして欲しいと思うし
出来る限り側にいてあげたいと思う。
階段を登るのがつらそうになったら
例えば今の二階での生活を
一階の私の部屋と夫の部屋に変えるとか
色々と具体的に考えていかなければいけないなぁ…と、感じました。