昭和大橋歯科医院 Dr.chicoの日記
前橋の昭和大橋歯科院 院長Dr.チコの日々の想いを綴っています。
久しぶりの…
久しぶりのブログの更新です。
本当に今回の出来事はショックでした。
群馬県というのは地震災害のない県なんです。
他界した明治43年生まれの祖母が
生前「関東大震災の時はね、おぉく(とても)ゆれるもんだから
学校の桜の木にしがみついたんだよ」という話を聞いた事はありましたが
あの大規模な地震でも、桜の木にしがみついてさえいればよかったわけです。
ですからこれは県民性なのか
私が楽観主義なのか
地震がおきた時も「あ…揺れているな」程度で
患者さんと和気あいあいとした雰囲気だったんです…最初はね。
しかし
生まれて初めての経験と申しますか
揺れ方とその時間の長さが尋常ではない。
慌てて、外に一時退去いたしました。
それでも
二階の自宅にあがるとお皿が割れていたり
植木鉢が棚から落ちていたりと
プチハプニングはありましたが
「へぇ…案外、今回の地震は大きかったな…。」そんな程度の認識しかありませんでした。
しかしその夜から県内のあちこちで停電がおこり
ニュースを観て「これはえらい事になったな…」と、初めて気づき
これから一体どうなるんだろう…と不安になりました。
そして今、私が暮らす地域では
計画停電が実地され
また免許保有者の一人当たりの車所有率日本一の群馬県は
車社会ですからガソリン不足は痛い。
しかし
被災地の方々の事を考えると
崩壊した建物の瓦礫の向こうの地平線を眺めながら
「おっかぁが…まだ…みつからねぇんです…」という男性の言葉を思い出すと
家の壁が崩れて自分が大変な状況にあるのに「大丈夫ですか?」と、私の身を心配してメールをくれた仙台の友人の事を考えると
家が半分崩壊してしまったのに
「何とか皆で助け合って頑張ってます!(笑)」というメールを送って下さった患者さんの事を考えると
計画停電、ガソリン不足等の問題は非常に困るけれど
ここはもう腹をくくるしかないな…と、考えております。
患者さんから頂戴したメールの最後の「笑」の文字には
涙がこぼれました。
被災地で粛々と救助活動の従事する全ての方々に
心から敬意を表します。
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