親というのは
子供サイドが小さい頃は
絶対的な存在だったと思うのですよ…少なくても私はそうでした。

特に父親からの影響力は大きく
彼が私に何気なく言った言葉の数々は信じて疑わず
過ごして参りました。

しかし
親も70を過ぎると
だんだん子供っぽくなってくるなぁ…と、思うときがある。

先日、同世代のある友人が同じ様な事を言っていた。

彼女が洗濯物をたたんでいる時
たたんだタオルを彼女の父親が
通りすがりに踏んだらしい。

彼女は
「お父さん、せっかくたたんだタオルなんだから踏まないでよ」と言ったら
彼女のお父さんは
「俺は踏んでいないっ!」と言い張るのだそうだ。

タオルにはしっかりと大きな足跡もついているのに
「絶対に俺は踏んでいないっ!」と怒ってしまったので
彼女はそれ以上言及するのを諦めたらしい。

「ホント嫌になっちゃう…」と彼女はため息をつく。

わかるわぁ…その気持ち…。

時々実家に帰った時など
私はお酒を飲む。

父もお酒が大好きだけれど
健康を気使う母の監視下のもとだから
お酒を飲む量を制限される。

父は母の目を盗んで
私のグラスのビールをグビリと飲んだり
母がトイレに言ったすきに
棚にある日本酒をグビリと飲む。

一家の主なんだから堂々と飲めばいいじゃないか…ばっかみたい…と思う。

結局盗み酒を見つかって
「お父さんっ!冗談じゃないわよっ!いい加減にしなさいよっ!」と、
母にこっぴどく叱られる。

「俺は飲んでねぇよっ!」(いやいや…飲んでたでしょ)と
父は不機嫌になりその場がしらけちゃう…。

そもそも母の監視も厳しすぎると思う。

つれあいの健康を気使う気持ちは痛い程よくわかるけれど
せっかく気分よく飲んでいる横で
くどくど言われたら頭にくる父の気持ちもよくわかる。

そこで私が
「お母さん、あんまりクドクド言わない方がいいわよ」と、母に言うと
今度は父が母をかばって
私に文句を言う…。

「えぇっ?!私の立場がないじゃない…。
なんでちーさん(父の呼び名)がそこで怒るのよ」となる。

これが最近の流れ…。

まぁ…そうやって喧嘩しながらも仲良く45年連れ添っている夫婦に
口を出した私が悪いのでしょう。

馬鹿馬鹿しくてつきあいきれないな…。

しかし私の夫はそんな“ちーさん”の事が大好きで
日曜日の午後、何の用事もない時などは
「ちょっと顔をだすか?」と言う。

しかし昨日も
そんな一連の流れが脳裏をよぎり
ちょっと面倒になり
夫と外で食事を済ませ
自宅に戻りで映画を3本観ました。
今日はアカデミー賞の授賞式ですからね。
私にとっては年に一度の大イベントですから
その前夜は
過去のアカデミー賞作品に目を通しておいて
モチベーションをあげたい。

それでも
夫と私のそれぞれの両親とは
いつか別れなれければいけない時が必ず来るわけですから
なるべく一緒に時間を過ごしていかないとな…なんて思っています。

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昭和大橋歯科医院 Dr.chicoの日記

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