人間椅子

もう20年以上前に
「イカ天」こと「三宅裕司のいかすバンド天国」という深夜番組が流行った。

アマチュアのバンドが競い合いチャンピオンを決めるという内容で
そこから有名になったのがFLYING KIDSとかBEGINなんかですよね。

私は当時FLYING KIDSが大好きでしたが
チャンピオンにはなれなかったけれど「人間椅子」という
ちょっとブラック・サバスっぽいサウンドの3人組のバンドがあり
当時強烈な印象を受けた記憶がある。

大好きだった。

20年以上前
新宿(だったと思う…)を歩いていたら
その「人間椅子」の三人組に遭遇し
「大ファンなんです。サインをください」と言ったら
当時アマチュアだった彼らは
最初は驚いた様子だったけれど
恥ずかしそうに「きょ…恐縮です」と言って
メモ用紙に「人間椅子」と縦書きに書いてくれた。

あれだけ激しい独特の音楽をやる彼らですが
今で言う、いわゆる一見「秋葉系」のいい人という印象でした。

そして先日、音楽に詳しいN君と音楽談義に花をさかせている時に
ふと彼らの事を思い出し聞いてみると
現在も活動されていると聞きびっくり。

さっそく調べてみると
沢山アルバム出してるや〜ん。

全く知らなかった…うかつだった。

早速2009年に発売された2枚組のベスト盤を購入。

当時の曲の「陰獣」や
「針の山」(当時一番好きだった曲)が
最初に収録されていてのけぞってしまった…嬉しいっ!

そして20年経って2008年に発表された「狂ひ咲き」を初めて聞いて
イカ天時代と一貫している音楽性に大感激。

この20年間…私はどうして彼らの動向をチェックしていなかったのだろうと、地団駄をふみたくなる。

例えばChar。

彼に関して言えば
ソロでデビューした後、一度表舞台から姿を消し
その後、組んだバンドの「Johnny,Louis&Char」時代から
ずっとファンでしたからね。

まぁ…言うなれば私は小さい頃からCharと共に歳を重ねてきたと申しますか
彼を支えてきた“糟糠の妻”みたいなもんですよ。(←そこまで言うかなぁ…。)
Char検定があったら確実に一級は取れますね。(←ねぇし…。そんな検定)

しかし人間椅子に関しては
彼らがアマチュア時代にあれだけ好きだったのに
まぁ…当時はインターネットなども普及していませんでしたから
時の流れとともに
そのまま私の中では封印されていたのね。

それがN君から現役で活動していると聞いて
死んだと思っていた我が子に20数年ぶりに再開した母親のような心境。

You Tubeに流れるライブ映像を観ながら
「まぁ…知らない間にこんなにりっぱになって…」と涙しております…。

余談ですが…
40を少し過ぎた現在の私…
「針の山」を大音量で聴き
ジャンプしながらタテノリしていたら…

転んだ…。

昔はこんな事なかったのに…。

20年以上の歳月を痛感した。

その後、ちょっと腰が痛い。

もう…オバサンもロックを聴くのも命がけですよ…マジで。
身体をはらないと聴けねぇんすから…嫌になっちゃう。

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昭和大橋歯科医院 Dr.chicoの日記

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