マツ…その後




5月に産まれた子犬のマツも
そろそろ大人の女性になる時期らしい。

最初にメスのラブを飼おうと思ったのは
もともといるラブの道三の血をひいた赤ちゃんが欲しかったら。

当初、我々夫婦にとってラブラドールというのは道三以外は考えられなくて
他のラブではダメだったわけです。
特に夫は、携帯の待ち受け画面も道三で
将来、道三がいなくなってしまったら
あの人はペットロストで立ち直れなくなってしまうのでは?と、私が心配する程溺愛している。

ラブという犬種は
一度に多数の子供を産むらしく
もちろん我が家では全部面倒をみきれませんから
知り合いの家に里親になってもらう約束もとりつけておりました。

妹の典子や弟のタケや夫の親族の家。

但し、予防接種等のお金は生涯こちらが出しますから
くれぐれも
家族の一員として可愛がる事。
出来れば放し飼いにして鎖でつながない事等
うるさい条件もつけました。

下賎な言い方ですが
金も出すけど口も出すってやつですよ。

典子や義妹のあゆみちゃんなんぞは
「お姉ちゃんちの犬だと、もう…気を使うわぁ…」と、苦笑いをしておりました。

しかし実際にマツと暮らしてみると
マツはマツで目に入れても痛くない程可愛くて
本当の娘の様な気持ちにがする。
ところが
近頃、道三がマツのお尻の匂いをクンクン嗅ぐ様な事をし始める様になり
正直なトコロ、見ていて嫌な気持ちがする。

「ちょっとっ!道くんっ!イヤらしい事しないのっ!」と、叱る私。
夫は苦笑い。

数年後にこの2匹がそういった行為をして妊娠して…と考えると
複雑な心境なんですよ。

マツが来る前は
「ラブは道三だけでいい」と言い張っていた夫も
近頃では
「赤ちゃんが産まれたらさ、可愛くって一匹もあげたくなくなるな」と、言い始めた。

え…?
誰が面倒みるのよ…。

マツは
私がベッドに入って2、3時間程すると
私の胸のあたりを前足でカリカリとして
「トイレに行きたい」と合図をする。

私は眠い目をこすりながら
「おしっこ?」と聞くと嬉しそうに尻尾を振る。

そこで彼女(?)を連れて庭に出てトイレをさせるのが日課となっている。

我が子同然の犬ですからもちろん面倒だとは思いませんが
これが他に何頭もいるとなると話は変わってくる。

犬ぞりじゃあるまいし
10頭近いラブを誘導して
庭にまでつれていく自分を想像すると
さすがにゲンナリする。

将来的にどうしたものかと思案にくれる今日この頃です。

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昭和大橋歯科医院 Dr.chicoの日記

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