1人旅

ツイッターで
知り合いの女の子が
吉野家だか
すき家だかの
いわゆる牛丼屋さんに初めて1人で行ったという「つぶやき」をみて
感心してしまった。

お酒を飲んだ帰り道…
駅の立ち食いそばとか
牛丼やらを
無性に食べたくなる時があるけれど
あそこは1人で入る勇気がないんだなぁ…。

1人でも気軽に行けるのは
スタバとショットバー位でしょうか…。

以前、夫と某有名フレンチレストランのランチを食べに行ったら
キャリアウーマン風のご婦人が
1人で食事をされていたけれど
凛としていてかっこ良かったなぁ…。

牛丼屋さんでも高級レストランでも
1人で食事をする女性はかっこいいと思う。

「精神的」に自立した女性という感じがする。

私は1人で外食が出来ない…ので
おのずと1人旅も出来ない。

8年程前に一度挑戦した事があった。

よく映画であるでしょ。
女の人が傷ついた心を癒す為に
独り…旅に出て
車窓に頬杖をついて物思いにふけっていたり
冬の誰もいない海辺を歩いているシーンってあるでしょ。

別にどこも傷ついちゃいなかったけど
あれをちょっとやってみたかったのね。

夫に
「どこでもいいから『1人旅』したいからさ
どこかホテルを予約してよ」と頼んだ(←この段階で全く一人旅ではないけどね)

何とか現地に到着し
ホテルにチェックインして
部屋でテレビを観ながら
コンビニで買ったおにぎりを食べていたら
「私は一体全体ここで何をしているのだろう」と
無性に心細くなり
夫に泣きながら電話をして
すぐにチェックアウトしてしまった事がある。

早朝、
鼻息荒く「1人旅っ!行って参りますっ!」と勢い勇んで出かけたが
その日の夕飯時にはちゃっかり自宅にいて
さんまのからくりテレビなんぞ観ながら
大笑いしている自分がおりましたからね。

情けない。

本当にかっこ悪いったらありゃしませんよ。

あれ以来
夫に「お前には1人旅は絶対に無理だな」という
烙印を押されて今日に至る。

昔はこんな体たらくじゃなかった。

「可愛い子には旅をさせろ」と昔から言いますが
私は小学校に上がる前には
2歳下の妹の典子をつれて
群馬から京都の母の実家には単独で行っていたんですよ。

当時は東京駅までがとても遠く
高崎→上野→東京と2時間電車を乗り継いで
やっと新幹線に乗る。
当時は東海道新幹線に食堂車という車両があり
白いテーブルクロスのかかった
豪華なレストランの様になっていて
そこに行って海老フライかカレーライスを食べて
最後にクリームソーダを注文するのが習わしでした。

テーブルに座るとウエイトレスのオネエサンが驚いて
「え?二人だけ?へぇ…そうなの…京都のおばあちゃんのお家に行くの。
いくつ?へぇ…6歳なの…偉いわねぇ…」と言われるのが
とても嬉しかった。

京都駅に着くとタクシーに乗り
母から暗記させられた「ゴコウマチマツバラサガル(御幸町松原下がる)まで行ってください」と言うと
運転手さんにすごく驚かれ
それが何だか自分が特別な感じがして嬉しかった。

群馬県出身の私は
京都独特の「上がる」とか「下がる」とか「入る」等の独特の住所が
当時はスパイの暗号の様な気がして
何だかワクワクした。

終始握りしめていた典子の小さな手の感触は
今でも鮮明に覚えている。

10代の頃には
どうしてもローリング・ストーンズのコンサートチケットが欲しくて
アリゾナ州のビーバークリークという小さな街から
1人でヒッチハイクとバスを乗り継いで
フェニックスという街に出たりして
当時の私は
もっと冒険心があったし1人で行動していたんですよ…かつてはね。

いつからこんな意気地なしになってしまったのでしょうなぁ…。

こんな文章を書いていたら
何だか無性に1人旅がしたくなってきた。

来年あたり再挑戦してみようかな…。

余談ですが
来年早々、矯正のゆう子先生と
「ゴチになりますツアー イン 関西地区」を
勝手に企画検討中でございます。

関西地区で開業されている先生方
突然押しかけますが
どうぞよろしくお願い致します。

pagetop

昭和大橋歯科医院 Dr.chicoの日記

MENU

Calendar

      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
<<前月 2010年12月 次月>>

New Entries

Mobile

Archives