ベートーベン

2009年に封切りされた映画「エレジー」を観た。

一日に1作品の映画を必ず観るというノルマを決めているが
ピンとくるものが少ない中
久しぶりにとてもいい作品に出会えた。

ペネロペ・クルスとベン・キングスレーによる
大人のラブストーリー。

監督が私の大好きなイザベル・コイシェ。

女性監督ならではの映像の繊細な美しさが素晴らしかったし
バッハやベートーベンのピアノ曲が
それらをいっそう効果的に引き立たせていたと思う。

しかし
このベートーベンですが
ちょっとこれ…私個人的に問題がある。

ピアノの発表会の大失敗の精神的後遺症から
しばらく立ち直れず
ベートーベンの教本は本棚の奥にしまい込み
数日はピアノにさわりたくない!!!という状態でしたが
その後
また練習を復活して頑張っております。

練習曲のツェルニーはそのまま続けつつ
「何か有名な曲を1曲やったら?」という先生のアドバイスもあり
ショパンのワルツの10番を始めました。

私生活で嫌な事があっても
ピアノの練習をしている間は気がまぎれるし
日曜日以外は飲みに行く気がしなくなる程
これは楽しい。

ピアノのおかげでウィークデーの夜は全く外出しなくなったので
夫は
「結果的にピアノは安い買い物だった」と言っております。

しかし
よく学校の音楽室にはってあるベートーベンの写真がテレビに写ったり
彼の曲が耳に入ると
発表会の悪夢がよみがえる。

あげくの果てには
夜、窓の外の月を見ただけで「月光」という言葉が脳裏をよぎり
気分的に落ち込んでしまい
「チッ…。月のヤツ…光ってんじゃねぇよ…」なんて毒づいてしまう有様。

ま…逆恨みってやつですよ。

これには本当に困ったものです。

まだ後遺症から抜け出せていないんですなぁ…。

ホ〜ント、こんなウジウジした自分が大嫌いです。

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昭和大橋歯科医院 Dr.chicoの日記

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