昭和大橋歯科医院 Dr.chicoの日記
前橋の昭和大橋歯科院 院長Dr.チコの日々の想いを綴っています。
古漬け
うちの近所にお住まいの患者さんは
農家の方が多い。
ですから色々なお野菜を頂戴する。
特に自家製のタクアンなどのお漬け物を頂戴するのは
本当に嬉しい。
タクアンをつけるのは本当に難しいですよ。
レシピを伺っても
「先生、そんなもん適当だからさ…」と仰るけど
その「適当」加減が難しい。
年月を経てつちかったカンなんでしょうな。
そしてこのタクアンですが
ずっと樽に入れたままにしておくと
熟成しすぎてしまい
いわゆる「古漬け」という物になり
匂いはすごいし
酸っぱくなって美味しくない。
しかしこの「古漬け」を
薄くスライスして何度も水にさらして塩抜きし
ごま油と鷹の爪、お酒とみりんを入れて炒めると
それはもう美味しい一品に変わるんです。
私はこの古漬けを炒めたものが大好物。
貴重品ですよ。スーパーでは手に入らないんですから。
ちなみにこれは
ご飯のおかずには最高ですが
色々とアレンジがきく。
千切りにしてオリーブオイルとパルメザンチーズを加えたパスタにするととても美味しい。ルッコラを添えても合う。
近所のMさんが
「先生、せんだってぇ(この間)古漬けが好きだって言ってたけど
もし食うんならさ、持ってけってかみさんが言ってたんだけど
持ってきようか?」と、おっしゃった。
嬉しいっ!!!
開業当時から通って下さっているMさんですから
そこのトコロは甘えさせてもらって
「どうせ持ってきてくれるなら
料理してから持ってきてよ。塩抜きがおっくう(面倒)なんだもん。
なんならタクアンを薄くスライスするのだけは手伝いにいくけど」と
図々しいお願いをした。
それからというもの
ちょくちょく届けて下さるようになった。
「悪いなぁ…本当にごちそう様です」と
深々と頭を下げる。
本当にこの公田町という土地柄は大好き!
ここに住居をかまえてよかったなぁ…と実感しつつ
Mさんの古漬けをポリポリしながら晩酌をしております。