ブルーチーズドレッシング

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今から30年以上前の私の実家の食卓には
ドレッシングというものは存在していなかったと思う。

当時は野菜は煮るなり焼くなりされており
現在のように生野菜がメインになるようなお料理は
少なくてもその当時の実家の食卓には無かったな。

とんかつの脇にキャベツの千切りとトマトの切ったのがあった程度。

ですから結局生野菜にかけるものは
ソースかマヨネーズだったと思う…多分。

外に食べに行ってもドレッシングは
フレンチかサウザンぐらいしか無かったと思うのです。

そして12歳の夏休み
母と一緒にアメリカの西海岸に観光旅行に行ったわけですよ。

その時、レストランでサラダのドレッシングは何にするかウエイトレスさんに聞かれ
困惑しつつメニューにあった「ブルーチーズドレッシング」を注文したわけ。

それを食べた時の感動はもう今でも忘れられない。
この世の中にこんな美味しいサラダがあるのかと思いました。
今でこそ色々なドレッシングやチーズが沢山ありますし
オリーブオイルベースの味には我々は慣れ親しんでおりますが
あの当時はそんなハイカラなもの…ありませんでしたからね。

旅行から帰国して
家族で外食をした時に
「ブルーチーズドレッシングはありますか?」と聞いても
全くお目にかかれなくなった…当たり前ですけど。

その後、10代、20代の頃になっても
ブルーチーズドレッシングは私にとって入手困難で
仕方がないので
ハワイに行った時に
スーパーに直行し
それを山の様に買い込み
大切にして食べた記憶がある。

アメリカという国は
最近の私にとって映画と音楽以外は
全く魅力の無い国になってしまいましたが
少なくても30年前
初めてこれを口にした時は
「やっぱりアメリカってすごいな…
サタデーナイトフィーバーな国なんだなぁ…」そうな風に感じたものでございます。

あれから30年が過ぎ
先日、何となくネットを見ていて
ふとその事を思い出し
「ブルーチーズドレッシング」と検索してみると
あるわあるわ…感動!

お馴染みのMcCORMICKのそれを購入しました。

味わってみると
やっぱりうまい!

カロリーを考えると憂鬱になるが
母とのあの当時の思い出が走馬灯のようによみがえる…ので
今夜はこれを肴にチビリチビリ…やらせてもらいます。


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昭和大橋歯科医院 Dr.chicoの日記

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