仕事

先日、俳優松田優作さんの特集番組を観ました。

昭和30年代40年代生まれって
まさに優作世代ですから
ご他聞にもれず私も彼の大ファン。

とにかく全部がかっこいいんですな。

彼の作品もかっこいいし
私生活でもマスコミに媚びない終始一貫した姿勢もかっこいいし
また彼の早すぎた死すら
松田優作を伝説化する事に役立ち
没後20年経った現在でも
彼を知らない若い世代のファンが後を絶たないというから凄い。

彼の残した数々の名言の中で
ナルホドなぁ…と、思った一言。

「この世に“つまらない仕事”なんてないんだよ」

本当にその通りだと思う。

仕事ってある程度パターンがありますから
慣れてくるとついつい流れ作業的になってしまう。
流れ作業になると考える事をしなくなるから
つまらなくなっちゃう。

仕事がつまらなくなったら
続けられませんよ。たいくつで。

ですからこれはスタッフによく言うのですが
流れ作業ではなく
毎回よく考えて、また新しい分野にも挑戦してみる。
最初は出来なくてもいいんですよ。
でもいつかは絶対に出来ますからね。
出来た時の達成感は何物にも変えられない程嬉しい。
この喜びは金銭には変えられない。

私の仕事は
人様相手の仕事だから
十人十色それぞれケースが異なりますからね。

ですからひとつのパターンに収まらない…だから毎回新鮮であり
心地いい緊張感があるわけですな。

ちなみに余談ですが
歯科治療は保険治療と自費治療があります。

よく
“自費の治療は長持ちするから…”と、仰る患者さんがおられます。
これは裏を返せば“保険治療は長持ちしない”という事になりますよね。

これはちょっと間違いだと思います。

保険治療、自費治療…それぞれのメリット、デメリットがありますから
両方のそれをよく担当の医師によく聞いて
判断された方がいいかと思います。

ちょっと偉そうな事を言いますけど
私は仕事をする上での基本理念の一つに
この保険と自費の違いをしっかりと明確に患者さんにお伝えする!という事を
モットーとしているんですよね。

正直にお伝えするのが一番。

この仕事はちょっと特殊だから
“商売”として金銭重視で向き合ってしまうと
色々なトコロで嘘が出る。
これは仕事をしていて楽しくないですよ。

ですからこの仕事は“商売”ではなく“労働”だと思っています。

正直に向き合って自分の体を使って働き
その報酬として賃金を頂戴する。

仕事に正直に向き合うと楽しいしやりがいも出る。
本当に有難い事でございます。

今日はガラにもなく
かなり偉そうにウンチクを言っちゃいました(~_~;)ごめんなさいねぇ…。

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昭和大橋歯科医院 Dr.chicoの日記

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