ポンパる

ヘアースタイルのひとつに
「ポンパドール」というものがあります。

ちなみに最近の若いお嬢様方は「ポンパる」と、仰るそうです。

このポンパドールを考案したのは
はるか昔の18世紀、
あのポンパドゥール夫人なんだそうですね!!!びっくり!!!
マリー・アントワネットの舅であるフランス国王ルイ15世の公妾だった女性。

「ベルサイユのバラ」世代の私は
今までは
マリー・アントワネット側から見たポンパドゥール夫人しか知りませんでしたから
色仕掛で国王に取り入った悪女…というイメージしかありませんでした。
漫画のベルバラの中の彼女は
いつも黒いドレスを身にまとい
すご〜く嫌なオンナに描かれていまし
ソフィア・コッポラが監督した映画でもそうでした。

しかし実像は全く違うらしい。

彼女の肖像画を見てみたら
とても気品のある…驚くほど美しい女性なんですな。

そしてルイ15世に代わって国政に権力をふるい
当時勢力争いの激しかったヨーロッパで
オーストリアの女帝マリア・テレジアと
ロシアの女帝エリザヴェータと
ポンパドゥールで共同し
隣国プロイセンを封じ込めるための包囲網を結成したり(三枚のペチコート作戦)
男顔負けの政治力にたけた女性だったそうです。

そんな優れた政治力を発揮しつつも
女性らしく繊細で当時のファンションリーダーとしても
人気の高い女性だったらしい。

それってま、さ、にっ!私の大好きな女性のタイプ。

確かに考えてみれば
平民出身の彼女が権力の頂点まで登りつめるには
国王を魅了する程の美貌を持っているという他に
聡明であり周囲に対する配慮を持ち合わせたり…という様な
様々な才能を持ち合わせていなければ
ただ美しいというだけでは到底無理だったでしょう。

物事は色々な尺度から見ないと本質はつかめないんだなぁ…と
つくづく思い知らされました。

そんなわけで
ルイ15世のように彼女にすっかり魅了されてしまった私なのでございます。

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昭和大橋歯科医院 Dr.chicoの日記

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