恒例のウンチク

ちょっと遅くなりましたが
毎年楽しみにしているアカデミー賞授賞式。

このブログでも毎年恒例となりつつある
私の素人ウンチクを少し。

ここ最近は
ノミネートされる作品も
大人がちゃんと観られる内容のある作品も多く
今年のノミネートされた作品も
地味っちゃぁ地味だけど
どちらかといえば私好みの物だったので楽しみにしておりました。

しかし
実際のトコロ
今年の受賞式は俳優のヒュー・ジャックマンを起用し
「へぇ…この人ってちゃんと基礎の出来ている
役者さんだったのね…」と、彼の多才ぶりは堪能できましたが
何だか全体的にパッとしないというか
今ひとつ、こう…しっくりこないなぁ…などと思っておりましたら
ニューズウィークでそこのトコロを
ズバリと指摘し酷評した記事が載っていたので
いくつか抜粋させて頂きます。

@ 演技賞の各部門では、何故か候補者の出演作品のハイライトが流されず、代わりに同じ部門の過去の受賞者5人がプレゼンターとして登場し、それぞれが候補者を褒めちぎったが、肝心の受賞者が全く目立たず気の毒だった。

A プレゼンターの組み合わせが妙。アンジェリーナ・ジョリーと一緒に「カンフー・パンダ」で声優を務めたジャック・ブラックが、なぜかジェニファー・アニストン(ブラッド・ピットの元妻)と一緒にプレゼンターとしてステージへ。カメラはすかさずブラット・ピットとアンジェリーナ・ジョリーのカップルを映し出す。これはおかしいでしょう。(ハリウッドセレブのいわゆる恋愛事情というか、あれとくっついたの離れたのっていう、三流ゴシップネタって、私的には嫌いじゃないんですな。ちょっとこのシーンには正直ワクワクしちゃった)


B 候補作品を盛り込んだオープニングの歌とダンスは高校生のミュージカル劇のよう。(でも司会のヒュー・ジャックマンとアン・ハサウェイの歌のからみは最高でしたよ)

C 従来は過去一年間に亡くなった人を追悼するコーナーのBGMはインストゥルメンタルだったが、今回はクィーン・ラティファが熱唱。舞台上の何台ものモニターにはそれぞれ異なる映像が流れ、家電量販店にいる気分になる。


D 主演女優賞部門でメリル・ストリープを紹介したのがソフィア・ローレン。何の感情もこもっていない一本調子の褒め言葉に「この人、何言ってんの?」と、むっとしたストリープの表情は絶品だった。(我が家のリビングにあるコンソールテーブルの上に、彼女の写真を飾る程、熱狂的ストリープファンの私も、この時は冷や冷やしました。ソフィア・ローレンも大好きな女優さんなんですけど、前歯に被せてあるセラミックの歯の出来ばえがイマイチで「どこの歯医者に行ってんのかなぁ…」なんて思ったりもいたしました。

E 裏方サン達は居眠りでもしていたのか。タイミングよくカーテンが開かない時もあったし、監督賞の発表ではプレゼンターのリース・ウィザースプーンが喋っている最中だというのに、ビデオクリップが流れ始めてしまった。

このように何だか妙な授賞式で
演出を担当した映画監督のバズ・ラーマンのセンスを疑ってしまわざるを得ないというか
結果的にちょっと失敗(?)に終わった授賞式ではありましたが
今年の映画もなかなか面白そうな作品が目白押しですからね。
是非来年に期待したいものです。

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