ライブ

日曜日はさいたまスーパーアリーナでおこなわれた
エリック・クラプトンとジェフ・ベックのジョイントライブへ
夫と共に行ってまいりました。

もう…彼らとは30年来のお付き合い(?!)でございますから
私のテンションも上がりまくりの
アドレナリンが出まくりの…と、かなりの興奮状態で
行きの車の中でも
夫と共に熱唱しながら会場へ向かいました。

ちなみに…
10代、20代の頃は
とにかくロックが大好きだった私は
よくライブへいきましたが
考えてみると
一番最後に行ったライブは10年以上前のエアロスミスが最後。

現在、高知で開業されているI先生をはじめとする
友人達数人で彼らの全公演を武道館と横浜アリーナへ毎日観にいきました。
(ちなみに…昨年、綾小路きみまろのライブへいきましたが
あれは私的にはカウントしたくないのよね…ロックじゃねぇし…。)

基本的に
ロック関連のライブへ行く場合
私は以下に3点に注意しています。

@ 演奏中はずっと立ちっぱなしになるし
リズムにあわせて身体を動かしたりするのでかなりの運動量になるから
絶対にヒールのある靴ははかない。
A バックを椅子に置いておくと盗まれる可能性があるので
斜めがけかリュックタイプのバックでいく。
B “キャ〜”と、いわゆる黄色い声をはりあげると
のどを痛めるのでのど飴は忘れない。

もちろん今回のこの3点をしっかり守って完全武装した私は
会場に到着いたしました。
IMG_2064.jpg
IMG_2065.jpg
今回は
一部 ベック
二部 クラプトン
三部 クラプトン&ベックという構成になっておりました。

会場の照明が暗くなり一点のスポットライトに照らされた光の和の中に
ベックが登場しライブははじまりました。

あぁ…やっぱりこの曲を持ってきてくれたのね…という
まさにザ・ベストという選曲の数々で
私はもう感極まって号泣。

それでも彼らの演奏を1フレーズも聞き逃すものかと集中し
彼らの動きを目に焼き付けておこうと
まばたきをするのも勿体ないほど凝視。

これは他の観客の方々も全く同じだったのでしょうね。

みんな椅子に座ったまま食らい付くようにステージを見守り
しずまりかえる会場。

一曲の演奏が終わる毎に
大きな拍手と「うぉ〜」という感動の叫び。
そして「さぁ…次は何を…」という期待をこめて会場がいっせいに静まり返る。
そして演奏が始まると
「あぁ…その曲でございますか…。ありがとうございます」という
感動のため息が一瞬会場からこぼれ
そして静まり返り全身全霊をかけてステージを見守る。

知人の言葉を借りれば
まさに拝むような気持ちで観るステージ。

こういったライブは初めての体験でございました。

この日のライブで
他に興味深かった点をいくつか。

まず客層の年齢層が高い。
いわゆるビートルズ世代の方々が約7割。

そして約8割が男性。

このビートルズ世代のおじ様達が非常に興味深かった。

特設喫煙所はライブ会場というよりは
場外馬券場の様でした。

「この人は一体何を生業としているのか…」と首を傾げたくなるような
いわゆる“内田裕也風”や“みうらじゅん風”のおじ様。

「普段は絶対に一流企業の重役クラスだろうな」という
上質なカシミヤのマフラーをした上品なロマンスグレーのおじ様。

「お父さんっ!!コンサート行くのはかまわないけど
ちゃんと血圧の薬は飲んでいって頂戴よっ!」と、
奥様に叱られつつ家を後にしたであろう普通のおじ様。
このタイプのおじ様が、微動だにせず望遠鏡でステージを観るさまは
“紅白歌合戦の最後に出てくる野鳥の会の皆様”的で
微笑ましくちょっと笑っちゃいました。

この様に色々なタイプのおじ様がいらっしゃいましたが
共通して言えるのは
クラプトンやベックと共に歳を重ねてきたこと。

私のような青二才のにわかファンとは年季が違う。

羨ましいなぁ…。

また
数少ない女性チームも個性的な方が多く
超高そうな大島紬を着てケリーバックを持った白髪の上品なご夫人や
ジャニス・ジョップリンを
そのまま50代にした様な超かっこいいご婦人や
オウディエンスウォッチングしているだけでも
とても楽しかったです。

私はいつも夫と車で出かけると
助手席に座るや否や寝てしまうのが常なのですが
この日だけは興奮がいっこうに冷めず
家の駐車場に着くまで
60年〜80年代のロック史について
語り明かしました。

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昭和大橋歯科医院 Dr.chicoの日記

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