昭和大橋歯科医院 Dr.chicoの日記
前橋の昭和大橋歯科院 院長Dr.チコの日々の想いを綴っています。
「〜」の重要性
スーパーのレジ。
最近では殆どの場合
商品についているバーコードを
専用の機械で読み込んで精算…というパターンが多い。
レジ係のオネエサンは(彼女側から見て)
右側に置かれた籠から商品を取り
中央の読み取り機にバーコードをかざし
“ピッ”という確認音の後
左側の籠にその商品を置く…
今日はこの一連の動きについての話をさせて頂きたいと思います。
このレジの機械がバーコードを認識すると
値段が画面に表示されますよね。
その時にオネエサンは
「398円」とは言わず
必ず
「398え〜ん」と語尾を伸ばすんですよね。
このちょっと鼻にかかった声で「え〜ん」というのが
以前から気になっていて
色々観察してみると
大体2通りの「え〜ん」があるんですね。
「え〜ん」派と
「いぇ〜ん」派の
2大派閥に分類出来るようなんですよ。
※ 少数派として「ゆぇ〜ん」アリ
まぁ…要するに様々な言い方がありますが
ひとつ確実に言えるのは
この共通した「〜」の重要性。
今回は「いぇ〜ん」派を例にあげ説明させて頂く。
レジのオネエサンは
まず両手で商品をもちバーコードを読み取りきにかざし
画面に値段が表示される
するとオネエサンは値段の確認のため
ちょっと鼻にかかった声で金額を復唱する。
「398…」ここで一呼吸おき…@
「いぇ」で、左手で商品を左側の籠に入れ…A
「〜ん」で、右手を右側の籠の中の新しい商品に手を伸ばす…B
そして両手でまた商品を持ちバーコードをかざし@〜Bを繰り返す。
この間延びした「いぇ〜ん」のお陰で
一見単純な動作にある一定のリズムが出来るんですね。
優雅ささえ漂う。
これが
「398円っ」と中央の読み取り機の段階で言い切ってしまうと
後の所作がものすごく殺伐としたモノになってしまうんですねぇ〜。
ホントなんですってば!
殺伐としたモノになっちゃうかどうかは
家で試してみましたから実証済み。
「先生ってお忙しいんでしょう?」と、よく言われますが
たいして忙しくないんですよ。
こんな実験ばかりやっているんですから…ヒマなんですな。