葉書

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古い荷物の整理をしていたら
一枚の古い葉書が出てきました。

差出人は植原長三郎…私の父方の祖父。
受取人は森上信雄…私の母方の祖父。

日付は昭和43年6月26日。

「拝啓 初夏の候と…(中略)
チヒロも二十七日で満一歳となり、目方も十キロ余
身長も高く毎日外へ出てヨチヨチと歩いております…」

私の一歳の誕生日の内祝いのやり取りがあったのだと思いますが
文面から彼らが本当に私を可愛がってくれていた思いが
ひしひしと伝わってくる文章でした。

この葉書は
何でも取っておく癖のある母が
昔私に渡してくれた物だと思い出しました。

現在はもう祖父達も他界しております。

もっともっと優しく孝行しておけばよかった…と
ガラにもなくちょっぴり涙がこぼれてきました。

結局のところ
“親孝行”というものは親の為にするわけではなく
自分の為なのかもしれませんね。

「生きているうちにああしてやればよかった。こうしてやればよかった。」と、
自分自身が後々後悔するわけですから…。

放蕩三昧の人生を送ってきた私も
色々考えさせられる葉書でした。

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昭和大橋歯科医院 Dr.chicoの日記

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