おこげ

うちの実家では
ご飯を炊くときは
いまだに釜で炊いています。

「最近の炊飯ジャーはとっても性能がいいから使ってみなさいよ。」と何度勧めても、
母は首を縦にはふらず
頑固に昔ながらの釜を使い続けております。

しかし釜でご飯を炊くと出来るのが“おこげ”。

なべ底についたきつね色にほんのり焦げたお米をこそげとり
お醤油をかけて頂くと香ばしくて本当に美味しい。

これが子供の頃はとっても楽しみで
炊き上がったご飯を祖母がおひつに移すときに
おこげがないかなぁ〜と、ワクワクしたものです。

釜でお米を炊くのって意外とカンタンで
強火で沸騰したら弱火にして10分。
そして火を止める直前にもう一度強火にして10秒。
(これは母からの直伝で
この10秒が重要で
余分な水分が飛ぶらしい。)
火を止めた後はそのまま放置して10分位むらして出来上がり!

結婚してからはもちろん炊飯ジャーを使うようになり
近頃ではさらにものぐさになり
パック詰めにサトウのご飯を
電子レンジでチンするようになっておりました。

しかし人間というのは
歳を重ねていくと親に似てくるのですね。
最近では何だかあのおこげが懐かしくなり
土鍋を購入して
毎朝炊いております。
IMG_1144.jpg
夫のおにぎりを3個作ったあと
なべ底のおこげをスプーンでこそげとり
生醤油をさっとかけ
ものすごくお行儀が悪いけど
キッチンで立ったまま食べるのが
朝のちょっとした楽しみになっております。

pagetop

昭和大橋歯科医院 Dr.chicoの日記

MENU

Calendar

    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      
<<前月 2008年04月 次月>>

New Entries

Mobile

Archives