昭和大橋歯科医院 Dr.chicoの日記
前橋の昭和大橋歯科院 院長Dr.チコの日々の想いを綴っています。
おこげ
2008.04.22 (Tue)
うちの実家では
ご飯を炊くときは
いまだに釜で炊いています。
「最近の炊飯ジャーはとっても性能がいいから使ってみなさいよ。」と何度勧めても、
母は首を縦にはふらず
頑固に昔ながらの釜を使い続けております。
しかし釜でご飯を炊くと出来るのが“おこげ”。
なべ底についたきつね色にほんのり焦げたお米をこそげとり
お醤油をかけて頂くと香ばしくて本当に美味しい。
これが子供の頃はとっても楽しみで
炊き上がったご飯を祖母がおひつに移すときに
おこげがないかなぁ〜と、ワクワクしたものです。
釜でお米を炊くのって意外とカンタンで
強火で沸騰したら弱火にして10分。
そして火を止める直前にもう一度強火にして10秒。
(これは母からの直伝で
この10秒が重要で
余分な水分が飛ぶらしい。)
火を止めた後はそのまま放置して10分位むらして出来上がり!
結婚してからはもちろん炊飯ジャーを使うようになり
近頃ではさらにものぐさになり
パック詰めにサトウのご飯を
電子レンジでチンするようになっておりました。
しかし人間というのは
歳を重ねていくと親に似てくるのですね。
最近では何だかあのおこげが懐かしくなり
土鍋を購入して
毎朝炊いております。
夫のおにぎりを3個作ったあと
なべ底のおこげをスプーンでこそげとり
生醤油をさっとかけ
ものすごくお行儀が悪いけど
キッチンで立ったまま食べるのが
朝のちょっとした楽しみになっております。