Tシャツ

私にとってTシャツは
2つのカテゴリーに分類できます。

1つはもう完全に普段着使用のもの。

この場合は普通に洗濯機に放り込みガンガン洗い
しっかり乾燥までしちゃう。

最後はもう首やら袖やらダラ〜ンとゴムが伸びきって
所々擦り切れて穴があいてしまっていたりする。
昔であれば
母に「細かく切って自転車磨きにしなさい」と言われそうな程。

しかし
これはこれで愛着があり
適度なゴムの伸び具合が
逆に着やすかったりして
何年も愛用させてもらう事となる。
(あまりにもひどい有様に
見るに見かねて衛生士の光山さんが
2枚の長袖Tシャツをプレゼントしてくれた。)

さて…
もう1つのカテゴリーのTシャツは
とても大切にしていて絶対に洗濯機なんぞでは洗えないもの。

なかにはヴィンテージで貴重なものになると
お値段も高く
袖を通すことすら恐れ多くなってしまい
タンスの引き出しにしまっておいて
時々思い出した頃に出して眺め
大きく満足そうに頷いて
また引き出しに戻す…というTシャツもある。

実際、勇気をふりしぼって袖を通しても
絶対に洗濯機では洗わない。

何度かクリーニングに出した事があるのだが
これってだめですな。
丁寧なアイロンがけがあだとなり
生地の劣化が早いような気がする。

やはりここはアクロンかモノゲンで
丁寧に押し洗いし
脱水だけは
ネットに入れて洗濯機でそぉ〜っとおこない
外に干す。

そして干すときも
洗濯ばさみなんぞはもってのほかで
ハンガーの針金部分にタオルをまき
アトが残らないように注意を払う。

そして乾いた後も
ラインストーンが取れていないかとか
わざと破れてある穴に変化が無いかとか
細部まで入念にチェックを入れる。

このように
実際着用すると
B型の病的なまでの“一点だけ超こだわり神経質”のせいか
後がものすご〜く面倒なので
結局着ずに眺めるだけ…となる。

話はそれるが
もう他界した祖母が
以前、私の穴あきのヴィンテージのシャツに
ご丁寧に“あて布”をして縫ってくれて
「つくろっといたよ」と、持ってこられた時には
本当に唖然とし
泣きながら
「おばあちゃん!!この穴はねぇぇ!!わざとあいてるんだよぉぉぉう!!」と
文句を言った事があるが後の祭り。
しかし彼女には
「ふぅん。何でわざわざ穴があいてるんだろうねぇ。
みじめじゃないかねぇ」と首を傾げていた。

明治生まれの彼女には理解出来なかったのでしょうな。

さて…ここで
最近の私のお気に入りを紹介。

先日購入したiconicのシャツ。
IMG_0843.jpg
L..Aのインディーズブランドで
時々雑誌等で出ているので
ご存知の方も多いとは思いますが
もう完全に私のストライクゾーンなんですなぁ。

計算しつくされた穴の開いた
古着使用のハンドペインティングに
黒の長袖Tシャツを二枚重ねでハンドステッチしてあるもので
スワロフスキーのラインストーンが施されていて
手の込んだ作り。

この穴だらけのシャツを着た私を
祖母は天国から眺め
呆れて大きくため息をつく姿が目に浮かびます。

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昭和大橋歯科医院 Dr.chicoの日記

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