魂胆

時々伺うセレクトショップの店員のAちゃんは
21歳のいわゆる渋谷109系の女の子。

「超うけるぅ〜」とコロコロ笑う可愛らしいお嬢さんで
一人でポツンと店番をしている姿が何となく痛々しく
先日、行く道すがらコンビニに寄ったついでに
スウィーツを買って持っていきました。

「これコンビニのなんだけど
良かったら食べてね」とビニール袋を渡すと
「え〜っ!!まじですかぁ〜?!
超嬉しいんですけどぉ〜」と、
コンビニの数百円の物なのにもかかわらず
大変喜んでくれたわけです。

あまりの喜びように
「いや…ホント大した物じゃなくて
ついでに買っただけだったから…
ちゃんとしたのがなくてゴメンネェ」と、こちらが強縮しちゃうくらい…。

それでもこんなに喜んでくれるんだぁ…と
何だかとても嬉しくなると同時に
自分を反省しちゃったわけです。

私なんぞは夫が時々ケーキを買って帰ると露骨に嫌な顔をし
「こんな夜にケーキって何を考えてるのよぉ!!
太るでしょう?!!
全く何度言っても買ってくるんだからっ!!
大迷惑ですっ!!
で、何買ってきたのよぉっ!」
「ちこの好きな○○と△△だけど」
「ふ〜ん、一応見せてよ。
(箱の中を覗き込む)
じゃあ冷蔵庫入れておいて頂戴っ。
あれっ?!何よ!結局食べるくせにって目で見たわねっ!
仕方ないでしょう?アナタが買ってきちゃったんだからぁ。
ショウガナイから明日の朝に食べるわよっ!
……あぁ〜!ちょっとっ!
冷蔵庫のドアを開けたらすぐ閉めてねっ!!
電気代がもったいないから。」と、取り付く島もない。
こうなると我ながら
可愛げもへったくれもあったものじゃぁない。

今度からは
彼がせっかく買ってきてくれた時にはAちゃんの様に
「超嬉しいんですけどぉ〜」と素直に喜んでみよう。
ま、彼女のように可愛くなるかどうかはわかりませんけどね。

「な、何だよ。何か魂胆があるの?」と警戒されちゃったりして(~_~;)

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昭和大橋歯科医院 Dr.chicoの日記

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